板垣瑞生さん(24)の訃報に驚きの声と悼む声が続出している。板垣さんのインスタグラムのストーリーズが家族により投稿され、そこには「俳優・板垣瑞生が不慮の事故により逝去いたしましたことをご報告申し上げます」「生前は、板垣瑞生を温かく応援してくださいましたファンの皆様、またお世話になりました関係者の皆様に、心より御礼申し上げます」との報告があったのだ。さらに「昨年より抱えていた精神疾患により、今年1月末より行方不明となっておりました。警察および友人たちの協力のもと、捜索を続けてまいりましたが、先日、警察より東京都内にて遺体で発見されたとの連絡を受けました」と説明している。TBSニュースによると、3月中旬に遺体が発見され、亡くなったのは2月上旬頃とみられ、遺体には外傷もなく事件性は認められないという。
板垣さんは昨年3月8日、雪が降る中を坊主にした頭にジャケットのフードをかぶり、ラップしながら歩く様子をインスタライブで公開したことから「どうしたんだ?」と心配されていたが、翌4月に所属していたスターダストプロモーションを退所したことをインスタグラムで報告。11月には精神疾患の具体的な状況等を自身の言葉で詳細に語り、今後は俳優として所属事務所を探しながら、自身のこの経験を活かしてボランティアなどで役立てられないかと、展望を投稿していただけに、この訃報は胸が痛い限りだ。
山下智久主演ドラマ「正直不動産」(NHK)シリーズでは、人間としての確かな成長を見せたイマドキの若手社員・十影健人を好演していたことが記憶に新しい板垣さんだが、ボーカルダンスユニット「M!LK」の創設メンバーでもあった。脱退した過去のメンバーと現在のメンバーを合わせると8人になることから、創設当時からメンバーである佐野勇斗は、かねてより「8人でドームツアー」を夢として語っていたため、M!LKメンバーを心配する声もネット上には数多くあがっている。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」では毛利元昭、「麒麟がくる」では森蘭丸、NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」では”もう1人の主役”とも言える皇太子チャグムをいきいきと演じる板垣さんを見ながら、これからが楽しみな役者だと思っていただけに、残念で仕方がない。心よりご冥福をお祈りいたします。
(森山いま)