4月25日よりNetflixで配信中の「シティーハンター」が配信直後に32の国と地域で週間トップ10入りを達成し、非英語映画で世界1位を獲得する大ヒットとなっている。そうした中、同作で主人公・冴羽リョウ役を演じる鈴木亮平が、2011年に書き連ねていた公式ブログの内容が「まさに有言実行」として話題を呼んでいる。
北条司氏の原作から大ファンだったという鈴木は、今作の撮影に際してストイックな肉体作りに励み、リョウの屈強な存在感やコミカルなキャラを見事に体現。そしてその作品への情熱はすでに13年前よりアツいものがあったようだ。
再注目されているのは2011年5月17日に投稿されたブログ記事。当時28歳の鈴木は同月より放送された韓国版「シティーハンター」について「どんな作品になるのか、ファンとしてはとてもドキドキ」「夢を語らせてもらうと、日本版シティーハンター、冴羽リョウ、まじでやりたいなぁ。。。」と言及。すでにリョウを演じることへのあこがれを熱弁しており、「もちろん、外見がちゃんと似てる人はいっぱいいると思うんですよ。でも、彼の『心』を俺以上に感じられる人間は、そうそういないんじゃないかと勝手に思ってる。31才くらいでやりたいなぁ…夢は諦める方が簡単で、持ち続けるには結構パワーがいる。でも、夢は、言い続ければ叶う、MY持論です」と、みずからが最も“適任”だとアピールしていた。
「そこから13年。長年の夢を実現させた鈴木には、『まさに有言実行』『言霊ってあるんだ』などと驚く反応が続出。作品への深い愛を感じるものとしても解釈されています。また、3月31日に賀来賢人と出演した『だれかtoなかい』(フジテレビ系)では、Netflix版『シティーハンター』への並々ならぬ想いを語る中、賀来が『だって、冴羽リョウを演じたくて、(役者の世界に)入ったんですもんね』と鈴木の夢を紹介。番組MCの中居正広や嵐・二宮和也が『すっご!』『本当!?』と反応する中、鈴木は『まぁ、そうですね。半分くらいは』と恥ずかしそうに認めており、やはり冴羽への思い入れは特別なものだったようですね」(テレビ誌ライター)
ちなみに、2015年には雑誌「BRUTUS」の企画で北条司氏と対面する機会にも恵まれていた鈴木。その際もブログでは「これが僕にとってどれほど感動的なことなのか、さっき一度書いてみたんですがどうにも軽すぎる気がしたので、あえて言葉にはしないことにします」と独特の表現で、喜びをしたためている。鈴木の“あきらめなければ夢は叶う”との持論は、十分すぎるほどに立証されたといえるだろう。
(木村慎吾)