モデル・長谷川ミラが父親の出身地である南アフリカの治安に関する仰天エピソードを紹介し、共演者を驚かせている。
お笑いタレント・博多大吉とTOKIO・松岡昌宏がMCを務めるトーク番組「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)の5月19日放送回にゲスト出演した、父が南アフリカ出身で母が日本人の長谷川は、自身の生い立ちとキャリアを振り返る中、「めちゃくちゃ治安が悪い」という南アフリカについて言及。
これまで数回ほど、祖父母を訪ねるために現地へ向かったことがあるというが「絶対に歩かないでください。一歩も歩いちゃダメです」と南アフリカでの徒歩での外出は危険行為だと警告。長谷川自身、親族からは「日本人の感覚で来ちゃダメ」「金属類は全部取りなさい(身に着けないで)」とのアドバイスを受けたようで、「Tシャツとジーンズで、ボロボロの格好で。それこそアジア人ってだけでも狙われやすいので、めちゃくちゃ気を付けてました。“真っ昼間でも歩くな”とか」と細心の注意を払っていたという。
続けて、家族全員が危険な目にあった実体験を持っていると明かし、祖父については「銀行で預金を引き出している時に、ちょっと(人目につかない)死角に入ったら、“カチッ”て」と銃口を向けられたことがあるのだと説明。「マジで渡さないと、マジで撃たれるので。撃たれても『はい、また誰か撃たれました』って、大騒ぎにならないというか、日常」と殺人事件があまりニュースにならないという。
叔母も、子連れで車を運転中、信号待ちをしていた際に“コンコンコン”と窓をノックされ、「はい、金出せ」と強盗がすぐ隣に。「“投げる”用の財布を一応置いてある」と車内にフェイクの財布を常備しているという。また、イトコの自宅を訪問した際には、ごくごく一般的な家庭ながら「家に“大統領府ですか?”ってぐらいの防犯カメラとモニターが20カ所以上もあった」とか。
「以前と比べるとある程度治安が改善されたとの声もある南アフリカですが、それでも国連の犯罪調査統計によると、2021年の殺人発生率で、ジャマイカ、セントルシア、ホンジュラスに次いで世界第4位となっています。統計では、人口10万人あたりの殺人発生件数で比較されており、南アフリカは『33.96』件で、151位の日本は『0.23』件ですから、やはり日本での感覚のまま出歩いてしまうのはかなりリスキーだといえますね。ネットにも、現地の治安について『ヨハネスブルクのビルが建ってるような所でも、歩くと数分で身ぐるみを剥がされると脅かされた』『道に注射器落ちてる』などと証言する人がいました」(テレビ誌ライター)
単純計算で、日本の約140倍以上もの殺人事件が発生していることになり、長谷川の祖父母訪問は、日本人の感覚からすれば、まさに“命がけ”レベルに思えてしまうほどだ…。
(木村慎吾)