本来なら永山絢斗が演じる予定だったが、違法薬物を巡る取締法違反の罪で起訴されたため、竜星涼が代役を務めている、NHK大河ドラマ「光る君へ」の藤原隆家役に称賛の声があがっている。
5月19日放送の第20話「望みの先に」では、兄・伊周(三浦翔平)の妾である光子(竹内夢)の屋敷を訪ねた伊周と隆家の兄弟は、屋敷の前に停まっていた見事な牛車を「光子を訪ねてきた男」のものだと勘違い。
竜星扮する隆家はその男が誰であるか確かめるため、伊周から「よせ」と忠告されたにもかかわらず屋敷の前で待ち伏せし、男が出てくると矢を放ち、へたりこませて顔を確認することに成功。が、その男が花山院(本郷奏多)で、しかも光子でなく妹のたけこを訪ねてきたことがわかり、伊周と隆家は顔面蒼白に。一条天皇(塩野瑛久)の温情により、伊周は大宰府、隆家は出雲に左遷が決定。隆家は矢を放った直後こそ“やらかした若者らしいドヤ顔とニヤケ顔”を見せたが、「太宰府など死んでもゆくものか!」と駄々をこね、怒鳴り散らす伊周に隆家は「行くしかありませぬ、兄上」と優しく声をかけ、母・貴子(板谷由夏)が息子を思って涙する。一方、伊周は依然として「どこにも行かぬ」と意地を張り続けていたが、隆家は「お健やかに」と母を労わる声をかけ、兄とは違う潔さを見せ、視聴者からの好感を得たようだ。
「ネット上には『隆家が竜星涼で良かった!』『朝ドラ「ちむどんどん」でだめんずにーにーを好演した後の隆家にめっちゃ説得力あり』『竜星涼はあっけらかんとしたダメ男に見えるけど実はいいヤツを演じるのが上手い役者になったよね』『永山絢斗が演じてたら、人をイラつかせやすい反面潔くて思いやりがある隆家にはなってなかったと思う』といった声があがっています」(女性誌記者)
放送中の間宮祥太朗主演ドラマ「ACMA:GAME アクマゲーム」(日本テレビ系)では、一見するとお調子者に見える天才ギャンブラー・潜夜を演じている竜星。2022年上半期放送のNHK朝ドラ「ちむどんどん」で“家族に迷惑ばかりかけるだめんず賢秀にーにー”を演じてからというもの、「一見するとお調子者キャラ」を演じることが増えているようだが、どうかこの調子で「一見するとお調子者キャラ」を演じることに磨きをかけてほしい。