お笑いコンビ「プラス・マイナス」として活動していた岩橋良昌が5月25日までに自身のXを更新し、所属していた吉本興業よりも「怖い存在」が身近にいたと綴っている。
岩橋といえば、某女優からの“エアガン発砲被害”など、真偽不明の告発を繰り返し、およそ20年所属した吉本から2月に契約を解除されていた。
その後、しばらくは平穏なXでの発信に留めていたが、25日、再びキバを剥くことに。今回、“岩橋砲”のターゲットとなったのは2017年より放送を開始した、千原兄弟・千原ジュニアがMCを務めるお笑い番組「千原ジュニアの座王」(関西テレビ)だった。
参加芸人が即興でネタやトークを披露して競い合う同番組。岩橋は2020年1月の放送回で見事「座王」の称号を手にしているが、あまりいい思い出とはなっていないようで「座王かぁ、嫌やったなぁ」と切り出した。
続けて「MCの人」、すなわち千原ジュニアに、「収録中に僕のちょっとした間違いで」「怒鳴られて空気凍りついたもんなー」と綴った。しかも、何と言って怒鳴られたかという言葉も書かれており、伏せ字にはなっているが、明らかに差別的な放送禁止用語を使ってジュニアが怒鳴ったように描写されていたのである。Xでは、「本番中に放送禁止用語て、使う気あれへんし、愛もあれへん、関係性もないし」と続けている。
また、「ほんであの番組『即興で』ってうたってるけど事前にお題配られて皆んなめちゃめちゃ考えてる 視聴者に嘘ついたらあかんわなー」と番組のコンセプトとその“実態”についてまで言及したのだった。
「岩橋は、『座王』を巡る“視聴者への嘘”とジュニアの“暴言”について触れる一方、自身が犯した『ちょっとした間違い』についても、失敗の内容を具体的には説明していません。しかも、即興をうたいつつ実は事前に『めちゃめちゃ考えている』という情報は、それを信じた一部お笑いファンからは『聞きたくなかった』とする反応が出たほか、岩橋自身の過去の活躍にも裏があったことになり、『自分だって今まで黙ってたなら共犯じゃん』とする指摘もあります。また、どんなミスがあったのか不明ですが、毎回かなり大人数の若手芸人が出場する番組なだけに、MCのジュニアはそれら大所帯をまとめなければならない立場。岩橋が指摘した放送禁止用語というのも、その場にいた他の人も聞いていたのかどうかもわからず岩橋が言っているだけですし、撮影に支障をきたすような事態に一喝するのはある程度仕方がないのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
他にもネット民からは「パワハラとかの暴露ならええけど、ここまできたらただの不粋なやつやな。加担してたくせに」などの声が集まると、岩橋は一連の投稿を削除したと報告。現在の活動を支えるスタッフから「この世のものとは思えない程、フルボッコにされました。吉本より怖い存在がこんなに近くにいると思いませんでした これも勉強」と叱られたことを明かしているが、はたしていつまで“勉強”すればいいのか。
(木村慎吾)