フィギュアスケート「GPファイナル2016」の開幕に先立って、ジュニアのGPファイナルも同じマルセイユで行われた。本田真凜選手、坂本花織選手、紀平梨花選手の3人が日本から参加したのだが、本田選手が試合前にインフルエンザにかかり無念の棄権となった。
「男子は残念ながら今大会は出場できませんでしたが、女子は3人がエントリー。誰もが表彰台のチャンスがあると注目が集まり、テレビ放映もされるなど盛り上がっていただけに、残念でしたね」(スポーツライター)
大会は坂本選手が3位を獲得したが、昨年同じく3位だった本田選手は、今大会に懸ける思いがあったはず。しかし、マルセイユへ向かう飛行機のなかですでに39度以上の熱があり、現地で37度8分まで下がったからと公式練習に臨んだものの、その後インフルエンザであることが判明。棄権することになったのだ。
「本田にとっては最悪の結果でしたが、それでも今月末の全日本選手権には、全日本ジュニアの入賞選手(6位まで)がエントリーしています。全日本ジュニアで3位だった本田選手は滑れなかったGPファイナルの思いも込めて挑むでしょうから、日本女子フィギュアの将来を占う意味でも面白い大会になるでしょうね」(前出・スポーツライター)
今季シニアデビューの樋口新葉選手も含め、若い力が爆発しそうな全日本選手権は12月22日(公式練習)から25日まで行われる。浅田真央選手はじめ世界大会の常連選手たちもうかうかしてはいられない?
(芝公子)