“ケンカ芸“を得意のネタとするお笑いコンビ・鬼越トマホーク(坂井良多、金ちゃん)が6月9日までに公開されたYouTubeチャンネル「夜な夜な生配信!ひろゆきと有名人に…【質問ゼメナール】」に出演し、先輩・ナインティナインの矢部浩之をイジった際の微妙な空気感を振り返っている。
鬼越といえば、坂井と金ちゃんが揉み合いのケンカを繰り広げ、その仲裁に入った人物に毒を吐くというスタイルがお馴染みのネタとなっている。しかし、過去にはこのケンカ芸が原因でスタジオに緊張感が走ったことがあるようで、2021年2月にゲスト出演したラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)でのやり取りを明かした。
坂井いわく、ラジオでは「岡村さんが好きで、特に矢部さんは好きじゃなかったです」といった具合で、矢部をイジる展開にもっていったというが、これが不発に終わったと語る。
というのも、坂井は肝心の「矢部さんが結構いじけちゃって…」と振り返ると、2ちゃんねる開設者・ひろゆき氏に「ツッコミが来るかと思ったら、普通にヘコまれて終わったんだ」と聞かれ、金ちゃんは「そうなんですよ。それ以来、本当に共演してないですからね」とその後の関係性にも影響が出たようだ。
ただ、坂井はこの日も「スポーツ番組とかで、千原ジュニアさんとか、麒麟の川島明さんがMCをやると、“やっぱスゴいんだな”って思わせる技術があると思うんですけど、矢部さんって、特にそれは無くないですか? ただサッカー部だったから、サッカー番組の真ん中にいて。なんなら、たまに出る(元日本代表の)松木安太郎とかゴン中山の方が面白くないですか?」と、「やべっちFC」(テレビ朝日系)で長くMCを務めた矢部を改めてグサリと刺すようなコメントをしていたのだった。
「鬼越のネタは矢部に限らず、これまで多方面に毒を撒き散らしており、『スッキリ』(日本テレビ系)にゲスト出演した際には、極楽とんぼ・加藤浩次に向かって、『闇営業に便乗して自分だけスッキリしてんじゃねぇ!』(坂井)『加藤さんだけスッキリして後輩芸人は何も変わってないんで、あの茶番、何だったんだろうって思ってるだけだと思います』(金ちゃん)と二段重ねの猛毒を噴射。闇営業騒動の際、加藤が生放送中に吉本幹部を批判し、結果的に吉本で初となるエージェント契約を勝ち取った経緯についてイジったところ、加藤も矢部と同じく、微妙なリアクションに終始していました。また、芸人だけでなく、タレント・薬丸裕英にもケンカ芸の延長で『うるせぇなぁ! ?インスタのフォロワー数、めちゃくちゃ少ねぇな!』と一蹴。その際も薬丸は露骨に不快感を露わにし、『スタッフに言われてやってるだけだし…』と険悪なムードが流れてしまったようです」(テレビ誌ライター)
最近では霜降り明星・粗品による先輩タレントへの暴言が目立っているが、鬼越トマホークの“ケンカ芸”も常に「危険」と隣り合わせなようだ。
(木村慎吾)