12月22日から25日にかけて行われるフィギュアスケート全日本選手権。とりわけ女子シングルは波乱含みの様相だ。
「現在世界ランキング1位の宮原知子選手はともかく、今季GPシリーズでは今ひとつだった本郷理華選手、そして浅田真央選手が本気で挑んできますからね。さらに勝ち気で強気な、今年シニアデビューの樋口新葉選手もいます」(スポーツライター)
ジュニアの選手も全日本6位までが出場するので、平昌五輪を夢見る世代も表彰台の一角を狙っているはず。なかでも、ジュニアGPファイナルをインフルエンザで棄権した本田真凜選手は、この大会に懸ける思いもあるだろう。
「解説者の高橋大輔が分析するには、いまやジャンプなどのテクニックの面では若い選手の成長が著しく有利なところもある。逆にベテラン勢は演技構成や表現力、総合力のレベルが高く、存在感を示しそう、とのこと。さすがの高橋でも予測できない激戦になるようです」(前出・スポーツライター)
実績ナンバーワンの浅田真央の復活優勝も見てみたいが、思いもかけない若手選手の大活躍も楽しみ。この大会、始めから終わりまで目が離せない。
(芝公子)