6月19日、スポニチアネックスが報じたTBS系「ジョンソン」の9月末での打ち切り。
ダウンタウンやさまぁ~ずらがレギュラーを務めた人気バラエティ番組「リンカーン」の後継シリーズとして、かまいたち、見取り図、ニューヨーク、モグライダーと旬のコンビをそろえてキャスティング。昨年10月に鳴り物入りでスタートした同番組だが、わずか1年での終了となってしまった。
打ち切り決定の背景には何があったのか。TBS関係者が明かす。
「第一に挙げられるのが視聴率の伸び悩み。当初は世帯視聴率7~8%を期待していたものの、初回の4.8%(ビデオリサーチ調べ・関東)をピークに3%台と低迷してしまいました。また4組の人気コンビをレギュラーにそろえたため、スケジュールの調整が難しくなったのも事実。なかなか撮影のメドが立たなかったことから、番組の差し替えを頻繁に行わざるを得なくなった。5月20日に2時間スペシャルを放送したきり放送はありません。あとは、現状の座組みでは“面白さの伸びしろ”が見いだせなかったというところでしょうか」
当初の期待が大きかっただけに、何とも惜しい同番組の打ち切り。この関係者は「早期終了となった『ジョンソン』のキャスティングに関する後悔の声がTBS内で飛び交っている」と明かす。さらに続けて、
「各所で報道されていますが、もともと『さらば青春の光』をキャスティングする予定だったのが、その枠がモグライダーに代わったという経緯がある。決してモグライダーが悪かったわけではありません。しかし、さらばには番組を力技で面白くできる唯一無二の魅力がある。仮にさらばを起用していたら打ち切りせずに済んだのではないかとの悔恨は根強くあります」
まさかの「短期政権」となってしまった。
(塚原真弓)