夏になると熱中症対策として活躍するのが携帯型扇風機。実は使い方によっては“爆発”に危険性があるという。
6月13日に尼崎消防局が公式インスタグラムにアップした動画が反響を呼んだ。「携帯扇風機 大爆発」というタイトルで、マネキンの首にぶら下げた携帯型扇風機が大きな爆音とともに爆発する様子が映され「専門の知識が無いので、この様な投稿は勉強になります」「肝に銘じて覚えておきます」などの反響コメントがついていた。
「発火の原因はリチウムイオン電池の損傷で、地面に落としてしまった際、強い衝撃で変形し、内部でショートしてしまうケースや、過充電で電池が劣化してショートしてしまうケースがあるそうです。事故件数は直近5年で1600件以上あるといいます」(夕刊紙記者)
電池の部分が膨れている、熱を持っている、変な音や、においがする、充電してもすぐに電池が切れてしまう場合は要注意だとか。
「また、最近はかなり安価な輸入品の携帯型扇風機が販売されていますが、粗悪なバッテリーを使用した不良品である可能性もあります。購入する際は安全性の基準を満たすことを示す『PSEマーク』付きの製品、メーカーの純正品を選んだほうがいいそうです」(前出・夕刊紙記者)
携帯型扇風機は顔の近くで使用するうえに、落としてしまうことも珍しくないだけに注意が必要だ。
(鈴木十朗)=写真はイメージ=