「もう少し手を抜けないだろうか……」「頑張った分だけ達成感はあるけれど、正直しんどい……」と悩むことはありませんか?
よりよいものを目指すには高い意識と粘り強さが不可欠ですから、完璧主義の部分があると感じる方はそれだけ行動力があり、信頼できる方だという証。一方で、どんなことにも完璧を目指してしまうと、疲弊しやすくなってしまいます。「もう少しだけのびのび過ごしたい……」と感じたら、次のようなマインドチェンジをしてはいかがでしょうか。
■かける時間を決める
「いったん終えたけれど、もう一度見直しておこう」「他の人の担当部分がどうなっているか確認しておこう」など、少しでもできることがあると行動して膨大な時間をかけてしまう場合は、「この仕事や家事には○時間かけよう」とタイムリミットを決め、その範囲内で全力を尽くす方針にするのがオススメです。
決めた時間の中できっちりやりきろうとする習慣をつくると、完璧を目指して行動するときといったん離れてリフレッシュするときのバランスを調整しやすくなりますよ。
■ミスは学びと捉える
「ミスをしているかもしれないと思うと時間を延長してでも確認したくなってしまう」という気持ちから、頑張り過ぎてしまうケースもありますよね。でも、ミスは誰にでもあって恥ずかしいことではなく、今後に向けた学びになる重要なものだと捉えることも必要です。
一度経験したミスは、次から回避できるように対策すれば繰り返すことはありません。あるかどうか分からないミスを探すより、第三者にミスを見つけてもらい、それに対する対策を講じたほうが効率よくミスを防ぐことができます。
■人を頼る
すべてを自分でやりきろうとすると、気力や体力が必要なうえにミスが起こりやすくなります。“お互い様”の精神で助け合い、それぞれの負担を軽減させましょう。自分のミスは見つけにくくても、相手のミスは見つけやすかったりしますので、チェックなどはとくに第三者の視点を取り入れることが大切です。
とはいえ、「これだけはどうしても自分でやりきらなければならない」という状況も起こり得ますから、そんなときのために気力・体力を温存することが大切です。日々の細々としたタスクへの取り組み方を調整し、疲れ過ぎない進め方を実践してくださいね。
(Nao Kiyota)