7月14日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演した田中みな実、松岡茉優、滝沢カレンの3人の会話に違和感を覚え、都内で働く21歳から59歳までの知り合いの女性52人に直電アンケートを実施してみた。
「田中みな実にはどの肩書きがピッタリだと思いますか?」という質問に、用意した回答は「1,女優、2,タレント、3,フリーアナウンサー、4,その他」の4つ。
結果は、タレント32人、フリーアナウンサー16人、その他4人。女優と回答した人は0人だった。ちなみにその他には「元・サンジャポファミリー」「美のカリスマを目指している人」「自分語りが好きな人」「女優気取りの人」と、かなり秀逸な回答が寄せられた。
「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、私が田中みな実を「タレント」と思っているから、こうしたアンケート結果になったのかもしれない。
しかし「女優」と思っている人が0人だったという結果を、田中が知ったらどう受け止めるだろうか。「ボクらの時代」で田中は、「フリーアナウンサーと言われることがストレス」だと明かし、「女優ぶってる感じがイヤっていうのもあるんだろうけど」と自身のイメージについて推察し、「何かを続けていく中で、ちゃんと自分でも自信を持てて、皆さんにも何の偏見もなく、真っ直ぐ見てもらえるように頑張るしかない」と女優としてやっていくことへの意欲を語った。
しかし、「ボクらの時代」を見て「田中みな実はやっぱり嫌い」と口にした人が52人中14人もいた。私が何かを促して引き出した言葉ではない。電話をした相手が自分から発した言葉がこれだ。この結果は、田中が松岡や滝沢と出演中のドラマ「ギークス~警察署の変人たち~」(フジ系)の視聴率にも、ヘタをすれば影響があるかもしれない。
TBSの局アナだった頃は「みんなのみな実」として男性人気が高かった田中。田中はまず「田中みな実」という皮を脱ぎ捨ててからでないと、誰かを演じる女優という職業はできないと思う。どんな役を演じても「田中みな実がなんかやってる」と思われてしまうのは、それが原因ではないだろうか。
(森山いま)