7月13日深夜放送の「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)にゲスト出演した 4人組バンド「ゲスの極み乙女」ドラマーのほな・いこかとしても活動する女優・さとうほなみ。番組の序盤では、ドラマーと女優の2つの顔があることを説明したさとう。
さらにこの日は同局で放送中のドラマ「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」に出演中で、番宣のために来ていることを付け足した。進行役を務める博多大吉は「ゲスの極みのドラマーのほな・いこかさんでしょ?その名前はすぐ覚えたの」と言っていたが、この言葉には「さとうほなみという女優名義は覚えにくい」という気持ちが含まれてはいないだろうか。
バンド活動する時は「ほな・いこか」、女優活動する時は「さとうほなみ」と使い分けていることはよくわかるのだが、インパクトの強い「ほな・いこか」を先に覚えてしまった者にとって、後から出てきた「女優のさとうほなみ」は、つい舌打ちが出てしまうほど覚えにくい。チッ。
さとうは番組内で「小学生の頃から芝居がしたかった」と明かしていたから、「ほな・いこか」は、ある意味で踏み台だったのかもしれない。「さとうほなみ」は「ほな・いこか」に足を掛け、見事に女優として活躍することに成功したと言っていいだろう。
映画やドラマで「嫌われ役」を演じることが多いさとう。番組ではもう1人の進行役である松岡昌宏から、「人に好かれるお芝居は誰にでもできるんです。嫌われるお芝居ができる人はほんとに上手い人じゃないとできないんで、すごいと僕は思います」と言われ、「泣きそう」と喜んでいたが、テレビ画面に向かって「じゃあ泣いてみろ!」とツッコミを入れたのは、きっと私だけではないはずだ。
(森山いま)