なんだかんだとモテるための情報を集めて実践してもなかなかうまくいかない……ことってありませんか? 実は、そんな方にはいくつかの共通点がみられます。以下にまとめましたのでチェックしてみてくださいね。
■テクニックの本質を理解せずうわべだけなぞっている
恋愛心理のモテるテクニックには、それぞれ理由があります。過去の心理学者たちがさまざまな実験をした結果が、メジャーな“基本メソッド”として残っているのです。
だけど、「このテクニック使えばいいのよね」と、ただ使ったところで効果はありません。恋愛は人間同士がするものですから、まずは相手を心から愛し、優しい気持ちを持ち、そのテクニックの本質を理解して実践することが大事なのです。心を込めたときに初めて、相手の心は動くのではないでしょうか。
■自己肯定感が低いままとりあえずやっている
これは恋愛でもなんでもそうですが、自分に自信を持てないまま行動していても、物事はなかなかうまくいかないものです。
例えば、ステージで歌うアーティスト。どんなに音程をはずさずに歌ったとしても、自信のない状態だと観ている人は感動するでしょうか? しないですよね。野球やサッカー選手。自分に自信がなくていいプレイができて勝てるでしょうか? 無理だと思うのです。「どうせ私はダメ……」と思いながら恋愛心理テクだけ実践してみても、やっぱりモテないのです。
■相反するいろんな説にトライし過ぎている
恋愛心理テクニックはさまざまあり、同じテーマでも相反する意見があります。例えば、ここ数年人気の心理学者アドラーは、過去のトラウマと人間の願望が満たされるかどうかという問題をあまり重要視していないようです。一方、精神科医のフロイトはトラウマとどう向き合うかということが幸せな未来につながると考えています。
双方が言っていることは違うわけですから、同時期に両方を試してもうまくいきにくいですよね。まずは、「この人のこの説を信じよう」と決めて取り掛かることが大事です。徹底してやりながら様子をみて、「これは違うな……」と思ったら違う方法にチェンジしていく。そうして自分に合う方法をみつけるのがオススメです。
■自分の恋活・婚活のゴールが見えていない
恋活や婚活をする場合には、ぜひともスケジュールを立てて欲しいものです。いつまでに結婚したいのか、どんな人とどんな恋愛をしたいのかなど、具体的な目標を考えて書くことで、より実現しやすくなるからです。この手順を踏んでからモテテクを使用すれば、目標がはっきり自分で分かっているわけですから、迷いなく行動して成果をあげやすくなるのです。
逆に、自分がどこに向かいたいのかがぼんやりしたまま“とりあえずの恋活・婚活”をしてなかなかうまくいかないのは、ある意味当たり前のことなのです。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。