子供たちにも大人気の楽曲「PPAP」(ペンパイナッポーアッポーペン)が、思わぬ副作用を発揮し始めたという。特に幼稚園や小学校の給食において、子供たちがPPAPを悪用しているというのだ。子育て中の女性誌ライターがこう語る。
「給食で嫌いな食べ物が出たときに、PPAPの替え歌を歌う子供が増えているんです。アッポーやパイナッポーのところに嫌いな食べ物の名前を入れて、『アーン』のところで投げ捨てるふりをするんですね。最後はアッポーペンではなく『ペーン!』と叫んでギャハギャハ笑ってますよ。実際に食べ物を投げたりはしないものの、給食の時間がオリジナルPPAPを披露する場になってしまい、親や先生を悩ませているんです」
この替え歌は学校だけでなく、自宅での朝食や夕食にも浸透。しかも父親や兄弟が一緒になって「ペーン!」とやったりするものだから、世の母親たちはせっかく作った食事を食べてもらえずガッカリしているというのである。
「セサミストリートで披露された公式替え歌の『CBCC』(クッキー・バター・チョコ・クッキー)も300万回再生に迫る大人気。そのおかげで子供たちが、食べたことのないバタークッキーやチョコクッキーを欲しがるという副作用も発生しているようです」(音楽ライター)
バタークッキーを欲しがるのなら可愛いものだが、嫌いな食べ物を避ける口実に使われるのは、ピコ太郎としても本意ではないだろう。世の親たちは「PPNP」(ペン・ピーマン・人参・ペン)という新曲でも披露してもらいたがっているのかもしれない。
(白根麻子)