元自民党衆院議員でコメンテーターの金子恵美氏が、小泉進次郎元環境相への「地頭良くない」発言を謝罪するかと思いきや、さらに悪口の上塗りをするという暴挙に出た。
金子氏は3月17日に放送された「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)で、岸田文雄首相の後任候補についての議論を交わしている最中、進次郎氏の名前が挙がると「小泉さんはまだ地頭がそんなに良くないんで、経験を積まないといけない。まだ早いのかな」と発言。「めっちゃボロクソ」「ちょっと言いすぎ」などと物議を醸していた。
そして7月28日、再び同番組が「ポスト岸田」について取り上げると、金子氏は「私、小泉さんのことをこの場所で『地頭が悪い』って言ったことをちょっと反省はしたんです。すごく悪いことをしたなと思ったんですけど、その後、永田町に行ったら会う人会う人に『厳しいことを言ってるけど、皆が思ってることだし、本当の事だから大丈夫だよ』って言われたんです」とぶっちゃけ。“地頭悪い”発言は「失言ではなかった」と開き直ったのだ。
「謝るどころか追い打ちをかけた金子氏は、番組進行の黒木千晶アナから『一番悪いわ!』と突っ込まれていましたが、確かに進次郎氏の中身の薄い答弁やポエム風コメントを聞くと金子氏の発言にも一理あり、ネット上にも『イケメンというだけで、過去の言動から頭が良いと思ったことは一切ありません』『頭脳明晰じゃないことは皆が分かってること』といった反応が多数あがっています。もはや金子氏に指摘されるまでもなく、進次郎氏の“地頭良くない”イメージは国民の共通認識になりつつあるのかもしれません」(テレビ誌ライター)
ただし「地頭の良さ」と政治家としての手腕はイコールではなく、イジられても微動だにしない進次郎氏の人間的魅力は永田町でも突出しているといえそうだ。
(木村慎吾)