やっぱり高岡早紀は「魔性」と呼ぶにふさわしい。さる7月26日に放送された「笑うマトリョーシカ」(TBS系)で、高岡演じる清家浩子と、息子・清家一郎(櫻井翔)の高校時代からの親友で一郎の秘書である鈴木(玉山鉄二)の決定的な過去が明かされ納得の声があがっている。
これまでも若き日の鈴木(西山潤)にボディタッチをしては「俊哉くんしか頼れる人がいないの」「一郎をお願いします」などと言いながら、思わせぶりな視線を送っていた浩子。この日の放送ではまんまと若き日の鈴木を「押し倒す」のでなく「押し倒させる」ことに成功。その後は若き日の鈴木を持ち駒のようにコントロールしていたことが描かれた。
ネット上には「息子の親友から性の対象として意識される母親役って、まさに高岡早紀にピッタリだと思う」「この展開になるだろうなとは思っていたけど、高岡早紀のフェロモンのすごさとボディタッチの威力を改めて感じた」など、高岡演じる浩子という人間の説得力に感心する声が相次いでいる。
本人がいくら「魔性ではない」と否定しても、あふれ出る妖艶なフェロモンは誰にもまねできないのだから、これぞ「天性」という演技力に勝る素質の持ち主と言っていいだろう。
8月2日放送の第6話では、若き日の鈴木だけでなく、若き日の一郎(青木柚)から環境大臣になった現在の一郎までをコントロールしていることがわかり、8月9日放送の第7話では、道上(水川あさみ)との直接対決シーンがあることもわかっている浩子。この夏は高岡の「魔性」にどっぷりと浸らせてもらおうではないか。
(津島修子)