木村拓哉が2年7カ月ぶりにリリースした3枚目のオリジナルアルバム「SEE YOU THERE」がオリコンアルバム週間ランキングで1位を獲得したが、その売上枚数は約5・5万枚。いま一つ伸び悩んだことで、アルバムの制作見直しを迫られそうだ。
「8月14日にリリースされた『SEE YOU THERE』の発売初週売り上げの5.5万枚は前作の『Next Destination』の7・1万枚に比べても大幅に減少。2020年1月リリースの『Go with the Fiow』の12・7万枚と比べれば、半減以下となってしまいました」(音楽ライター)
木村のアルバムは毎回、大物アーティストが楽曲を提供することで話題を集めてきた。今回のアルバムもAI、明石家さんま、Uru、久保田利伸、竹内まりや、堂本剛といった豪華なメンバーがそろったが…。
「この手法は1枚目こそ大きな話題になりましたが、ネット上では『木村が歌うよりも作った本人が歌ったほうがいい曲に仕上がるのでは』というコメントで溢れかえりました。それが3枚も続いたことで『どんな音楽を目指しているのかわからない』という声も。最初は目新しさがありましたが、3枚目ともなると新鮮味はなくなる。そろそろこの方法も方向転換しなければいけない時期なのかもしれません」(レコード会社関係者)
アルバムを制作したからといって、「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)などレギュラーの音楽番組に出演してプロモーションをするという動きもければ、「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)などの大型番組にも出演しない。主演ドラマにも主題歌として楽曲を使わない。あえて行うプロモーションとしては自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で特集を組むくらいだ。
「ファン以外の人に強く訴えかけないで、5万枚以上を売り上げるのですから、さすがキムタクとも言えますが、このままでは、音楽としてのキムタクはじり貧になっていくのでは」(前出・レコード会社関係者)
“ミュージシャン木村拓哉”は方向転換が迫られるかもしれない。