大人というのは、時に“心にもない”ことを言わなければならないシーンが往々にしてあるものです。そんな社交辞令は嫌われる傾向にありますが、高度なコミュニケーション方法とも考えられます。そこで今回は、 “心にもない定番セリフ”をみていきましょう。
■「全然大丈夫ですよ」
「大丈夫ですか?」と頼んだときに、「全然大丈夫ですよ」と笑顔で快く受け入れてくれることがあります。しかし、それが本当に大丈夫であるとは限りません。全然大丈夫じゃないけれど、「大丈夫」と言って受け入れているだけの可能性もあるのです。次に同じように頼んだとき、その本意が分かるのかもしれませんね。
■「いいんですけど……」
「これでよかったですか?」と聞いたときに、「いいんですけど……」と前置きをする人がいます。これは、確実に「100%NG」という意味です。「今回だけは許してあげる」という意味と考えられます。
■「今度ご飯にいきましょう」
仕事の付き合いの相手から、「今度ご飯に行きましょう」と言われたことはありますか? このセリフにはいろんな意味合いがあります。本気のこともあれば、社交辞令のこともあるのです。真意はその人によって異なります。でも、たいていの場合、社交辞令としてこのセリフが使われていますよね。真に受けると、自分が傷付くことがあるので注意してください。
これらの“心にもない定番セリフ”、もしかしたら本気で捉えていた人もいるかもしれません。実は心にもないことだったと知るとなんとなくショックですよね。とはいえ、大人のコミュニケーションには必要なことなのかもしれません。セリフだけではなく、他の要素も見ながら相手の本意を見抜く力も身につけたいものですね。