『カルディ』をパトロール中、たまたま見つけたのが「チミチュリソース」税込み588円。店頭のポップには「アルゼンチンの定番ソース」と書かれています。
アルゼンチン? そもそもアルゼンチン料理を知らない。「主食はパンなの米なのパスタなの?」ってレベルで知らない。なのに“定番ソース”といわれても味も何も想像ができない。ただ、ラベルには牛肉らしきイメージ画像があるので、「きっと牛肉に合うんだよね?」と思い、興味津々で購入しました。
対抗馬として、“ハワイの万能調味料”とドーンと書かれている「フリフリソース」税込み594円、メキシコ代表「メキシチョイス グァカモレディップ」税込み591円を一緒に購入。果たして「どのソースが一番牛肉を旨くするのか」を食べ比べてみることにしました。
比べるために用意したのはローストビーフ。だって、チミチュリソースのラベルがそれっぽいから。それぞれのソースを小皿に移し、肉をディップして味わいます。
まずはチミチュリソース。開けてみると濃い緑色のソースで、バジルの香りがガツンとやってきます。オリーブオイルではなくコーン油なので、イタリアンとは別物。ワインビネガーが味の軸となっていて、かつバジルの香りが強いため、ローストビーフを軽やかにさせる美味しさでした。
ラベルの裏面に「焼いたお肉や魚介のフライ、サラダなどのソースとして南米で広く親しまれている」と書かれているのに納得です。確かに、魚介のフライにこれをつけても絶対美味しい。日本人だと、「刺身につけてカルパチョ風に楽しむのもアリだなぁ」と思ってしまいます。アルゼンチンご飯、もしかして日本人にも合うかも。
そして、ハワイのフリフリソース。これはもぉ、ハワイとかグアムとかサイパンに行ったことある人とか、ハワイアンフードの飲食店に行ったことがある人なら、一口食べると「あ~、あれね~」って思っちゃう味です。醤油風調味料で甘じょっぱいの“甘”が強め。日本のいわゆる砂糖醤油味とはちょっと違う、「なんかちょっと隠し味で海外入りました」みたいな味わいです。
当然、牛肉に合います。ハワイのローカルフード、フリフリチキンの味がこれ1つで決まるというものですが、これもラベルの裏に「チキンだけではなく、豚肉や牛肉はもちろん、魚にもよく合います」と書かれています。ですよね~。醤油ベースの甘じょっぱい味は、まさに万能でしょう。
そして、グァカモレディップ。アボカドがメインではあるけれど、にんにくとクミンの香りがブワッと口の中に広がります。ペーストだから、ローストビーフの肉にしっかりと絡む。アボカドが仲介役となってにんにくと牛肉が合体し、クミンで爽やかさアップです。
グァカモレディップなので、トルティーアの中に細切り牛肉とこれとタマネギ、トマトを入れて包みたくなる。まろやか、かつ安定の美味しさです。
3つともローストビーフに合って「とぉっても美味しかった」のですが、超個人的なランキングをつけるなら、1位チミチュリソース、2位グァカモレディップ、3位フリフリソース。
おそらくだけど、これをチキンソテーとか豚しゃぶでやったら順位の変動はあり得るかも。アルゼンチン、という意外性や、バジルとワインビネガーのさっぱり感が、今回一番インパクトがありました!
(ロドリゴいしざわ)