霜降り明星・粗品が「老害」呼ばわりしていた大御所・西川のりおと劇場で対面していた。9月4日更新のYouTubeでその時の気まずいムードを明かしている。
粗品といえば、20年以上も先輩の元雨上がり決死隊・宮迫博之を呼び捨てにし、「先輩ちゃう、あんなもん」「おもんない」「素人」などとこき下ろした騒動が話題となっていた。
それら一連の粗品の暴言に対し、芸歴54年の吉本興業の重鎮・西川は、6月20日放送のABCラジオ「ますだおかだ増田のラジオハンター」の中で、「いかんせん違うなと思うのが、フェアじゃないねん。なんでかって、おそらく粗品は人を見てると思うのよ」と指摘。2019年に闇営業騒動で吉本を離れる前の宮迫を批判するのではなく、炎上して猛バッシングを浴びた後に攻撃したことについて「それは僕はフェアやないって言うたのよ」「僕らには言えへんのよ。宮迫は(吉本を)辞めて自分のとこに来ないの分かってる」などと語っていた。それに対し粗品は、7月のフジテレビ系「27時間テレビ」で、「西川のりお、嘉門タツオ、みんな老害」と、自身に苦言を呈する先輩陣を斬り捨てていた。
その発言の後、西川と吉本の劇場で顔を合わせる機会があったという。舞台裏でのやり取りについて粗品は「その時は『おはようございまーす』くらいやったかな。普通やったよ、裏では。(西川も)『おぉ、おはよう』みたいな感じやった。特に何もなく、挨拶を一発して終わり。(騒動には)お互い触れへんし、まぁ、それが多分気まずいっていう空気なんかな」と、ビミョーな雰囲気ながらも特にお叱りを受けることはなかったという。
「ただ、舞台上では西川が漫才の冒頭で『どうも、老害です』とボケたといい、後輩からの悪口を笑いに変える芸人らしさを見せていたようです。これにも粗品は『意識はあったんやろな。で、ややウケでした』とチクリと暴言を吐いていましたが、世間的には西川の大人の対応を評価する声が多く、粗品に対しては『いつかフワちゃんみたいになるよ』という意見もありました」(エンタメ誌ライター)
粗品からすると“面倒な老害”なのだろうが、西川にとっても“厄介な若手“という認識のようで、一定の距離を取るのがお互いのためなのかもしれない。
(木村慎吾)