女性は閉経に向けて、45~55歳くらいまでの間にさまざまな症状が起きてきます。更年期障害と呼ばれるもので、その症状は人それぞれ異なります。
例えば、頭痛、めまい、肩凝りや腰痛、不眠、気分の落ち込み、ホットフラッシュ、関節や手指の痛み、吐き気、下痢、尿失禁や性交痛などがその代表です。これらの症状、どのように解決できるのでしょうか?
■まずは血液検査で更年期症状かどうかを診断する
婦人科で血液検査を受けると、その症状が更年期によるものなのかどうかがある程度分かるといわれています。更年期の症状ではなく重大な病気かもしれないので、1人で判断しないという意味でも検査は必要かもしれません。
■婦人科治療を受ける
更年期症状と判断されれば、婦人科治療としてさまざまな方法が取られています。その代表的なものが、ホルモン補充療法(HRT)です。更年期に減少していくエストロゲンを補うことで症状を改善する方法です。とくに、火照りやのぼせ、発汗などに有効といわれています。
■生活習慣を見直す
婦人科では、他にも生活習慣の見直しの指導が行われるようです。これについては、自分1人でも行うことができるので、実践してみてもよいでしょう。
食生活を見直したり、運動習慣を身につけたり、温活をしたりする他、夜には十分な睡眠を取ること、禁煙することなどが挙げられます。ストレスを避けることも大切ですね。摂り入れたい栄養素としては、エクオールやマルチビタミンミネラル、オメガ3脂肪酸などが挙げられます。
更年期障害に関しては、すでにサプリメントや婦人科での治療など、さまざまな対策が用意されています。自分の症状に合わせて、日常生活に支障をきたさないようしっかりと対処したいですね。