松下奈緒主演ドラマ「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)が9月27日に最終回を迎え、世帯平均視聴率は前回の8話7.6%から0.3ポイントアップし7.9%で幕を閉じた。
シングルマザーだった母を亡くし、セレブの街「スカイキャッスル」の住人の浅見家に引き取られた山田未久(田牧そら)が転落事故で死亡。同級生だった浅見家の長女・瑠璃(新井美羽)に疑いの目が向けられたが、その後、同じ町に住む南沢青葉(坂元愛登)が連行された。その理由は、目撃者が現れて青葉の犯行を証言したからだった。
一連の流れに浅見紗英(松下)、南沢泉(木村文乃)、夏目美咲(高橋メアリージュン)、二階堂杏子(比嘉愛未)は、事件の裏に受験コーディネーターの九条彩香(小雪)が関係しているのではと考え始める。そして、九条が過去、母親によって勉強を強いられ有名進学校に合格するも、わざと中退して母親を絶望させていたことを知る。
さらに、未久は九条の秘書が不正を働いている動画を持っていることで、九条を脅していたこともわかり…。
「『スカイキャッスル』の原作は韓国で放映され、社会現象になるほどヒットしたドラマ『『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』。ネット配信サービスもあって、韓国版を視聴していた人が多かったせいか、ずいぶんと比較されました。『原作ドラマを短くしたためか細かいところで雑さはあったが、話としては面白く見ることができた』という意見もありましたが、『原作と比べるとだいぶ薄っぺらい内容』『日本版は中味が薄くて、最終回も物足りなかった』など、不満が残ったようでした。また、韓国版で丁寧に描かれていた各家庭の家族間の心情の変化や九条に対し秘書がなぜ従順だったのかも描かれてなく『最後まで見て感動はしたけど何か釈然としなかった』との感想もありました」(テレビ誌ライター)
日本版はキャストの演技が高評価だっただけに、韓国版のほぼ半分の尺だったことが残念でならない。