サッカー元日本代表のレジェンド・本田圭佑からの“お墨付き”の威力を明かしたのは、J1・川崎フロンターレに所属する20歳のDF高井幸大である。
192cm・90kgという恵まれた体格を誇る高井は、まだ高校2年だった2022年2月に川崎トップチームと飛び級でプロ契約を勝ち取った逸材だ。その2カ月後にはACL(アジア・チャンピオンズリーグ)でプロデビューすると、今年9月には2026年北中米W杯アジア最終予選・中国戦でA代表初キャップを飾るなど、超エリートCBとして猛スピードで出世街道を突き進んでいる。
そして、その新星のプレイぶりにXから着目していたのが本田だ。
8月2日開催のパリ五輪・準々決勝のスペイン戦は0-3で敗れたものの、テレビ中継から観戦していた本田はXで「15番何て選手? 今のヤバない? うますぎ」と高井のクオリティを絶賛。
これが大きな反響をもたらしていたといい、高井は「ABEMAスポーツタイム」(ABEMA)のインタビューで「流石に嬉しかったですね」「負けた試合だったんですけど、試合が終わった後、めちゃくちゃLINE来てて。負けた事よりも『本田圭佑に言われてるぞ!』って」と試合後の周囲からの反応を紹介した。
「本田は22年のカタールW杯での独特な解説が、サッカーのコアなファンからライト層まで、幅広い支持を集め、引退後も根強い人気があることを証明しています。また、大会中には、日本代表をベスト16で敗退させたクロアチア代表が誇る当時20歳のDFヨシュコ・グヴァルディオルを、グループリーグの段階から『この選手、うまい!』と絶賛。解説を担当した日本との対戦中にも『うわ、コイツ、めっちゃウザいわ』と言及し、サムライブルーの行く手を阻んだ巧みなプレーぶりに触れていました。すると、その半年後、グヴァルディオルは母国の名門ライプツィヒから約140億円の移籍金でイングランド・マンチェスターシティへ加入。これはDFとして史上2番目に高額な移籍金で、同じDFの高井も本田の“お墨付き”で世界へと羽ばたく存在になってほしいですね」(スポーツライター)
なお、解説中の本田は日本代表選手を“さん付け“で呼称することでも知られており、随所で後輩たちへのリスペクトが感じられる点も、多くの人から愛される理由だといえるだろう。
(木村慎吾)