ボディビルダー兼タレントの横川尚隆にとって、ボディビルの大会前に絶対に出たくないのが、お笑い芸人・明石家さんまのトーク番組だという。
2019年の「JBBF日本男子ボディビル選手権」優勝のキャリアを誇る横川は、1日の食事回数は6〜7回で、タンパク質摂取のために「プロテイン風呂を試したことがある」と語るなど、ハードな肉体と裏腹の天然キャラで親しまれてきた。
そんな横川が、過激な食事制限を伴う筋トレに関して「やりすぎは良くない」「体調を崩しやすい」と語ったのは10月12日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)でのこと。
いわく、「マッチョはタンパク質(の摂取量)が多くて、糖質をカットしている人がたくさんいる。大会に出る前は体を絞るので、かなり糖質制限する。極限の状態まで絞るので、頭に糖が回らず会話ができなくなる」と、糖質を控えることで生じる弊害を説明。
そんなフラフラのタイミングで「この仕事が入ると地獄」と恐れるのが、さんまがMCを務めるトーク番組だという。理由は「普通のトーク番組よりも(会話の)スピードが速い。何を話してるのか分かってない」からだといい、「僕はだいたい勘で答えてる。勘なので全然違うことを言ってる時もある。どういうこと?って聞かれたら、もう無視です」と対処法を明かしている。
「バラエティ番組で横川の天然発言が笑いを取ることはあっても、その後の会話のラリーについて行けず1人アワアワするシーンは確かに見受けられます。特に応酬が激しいさんまの番組では顕著に表れていますね。その裏に糖質カットによる脳のエネルギー不足があったとは驚きです」(テレビ誌ライター)
日頃より「スタジオは戦場や!」と語るさんまだけに、横川はしっかりカーボローディングしてから参戦するのが望ましい。
(木村慎吾)