11月21日放送の「わたしの宝物」(フジテレビ系)第6話で美羽(松本若菜)の行動に理解ができないと指摘する声がネット上に相次いでいるようだ。
最も多いのが「たとえ夫の宏樹(田中圭)から娘の栞を置いて出て行け」と言われても、母親なら宝物である栞を置いたまま家を出て行けないと指摘する声だ。まだ生後6か月の栞に母親が必要であることは一目瞭然。美羽は「栞を置いて出ていくことが罰」と認知しているが、「托卵」を企てた美羽ならば宏樹から栞を奪ってでも2人で家を出るはずだとする声がかなり多い。
2番目に多いのが、美羽がまだ宏樹から「出て行け」と言われる前に、美羽の母・かずみ(多岐川裕美)が入院する病院から呼び出しがあったが、栞を預ける人がいないとして、あろうことか、「栞ちゃんは宏樹さんの子どもじゃありません」と美羽の夫である宏樹をわざわざ呼び出して忠告した真琴(恒松祐里)に、平気で栞を預けるという行動に対する驚きの声だ。「恐ろしすぎる」「真琴は栞ちゃんに何をするかわからないような人だよ?」といった指摘には納得しかない。
また、宏樹の「何でオレの子ってウソついたの?そいつと育てればよかったじゃん」からの「頼む、出ていってくれ」にたどり着くまでの「簡単さ」にも「宏樹はこれまでに自分がしてきたモラハラ言動を棚に上げている」と怒りにも似た声があがっている。
美羽も宏樹も自分勝手なところはよく似ているから、「似た者夫婦」と呼ばれても仕方がないだろう。作中で誰のことも傷つけていないのは、栞と喫茶店「TOCA」のマスター・浅岡(北村一輝)だけ。「栞ちゃんとマスターだけが癒しのドラマだわ」などと言いながら、来週もまたこの殺伐とした「托卵」ドラマを見てしまうんだろうな。
(森山いま)