30~40代の働く女性は主要な役職に就いていることも多いことから、月1回くる生理のたびに生理痛やPMS(月経前症候群)に悩まされると、仕事に穴を開けられなくてときには我慢しながら仕事をすることもあるのではないでしょうか。
そんなとき、生理による不調を職場でうまく伝えるポイントや対処法などを知っておくと、心身ともに楽になることもあるでしょう。そこで今回は、オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を監修する産婦人科医の郡詩織さんにお話を伺いました。ちなみにこのサービスは、オンラインによるピルの処方だけでなく、産婦人科医にLINEで無料診療を受けられ、処方された後も随時無料で生理やピルに関することを相談できるのが特徴です。
■生理痛で休みたい……誰にどう伝えればいい?
―生理で休みたいとき、職場では誰にどのように伝えればいいですか?
「日本のすべての働く女性が請求できる権利として『生理休暇』というものがあります。しかしながら、生理痛がひどいなどを伝えることが難しかったり生理で休むことが恥ずかしかったりして、実際に生理休暇を取得している方は1%に満たないともいわれています。まずは自分の職場で生理休暇がどのように取得できるのか、有給か無給になるのかなどを調べてみることが必要です。そして、近くにいる同性の同僚に相談してみることや、思い切って男性でも上司ともコミュニケーションを取って相談できる関係性を構築しておくことも大切です」
「今は働く女性のダイバーシティ推進が強く叫ばれている時代です。出産、育児、介護などと同様に、きちんと自分が困っていることを伝えることが大切です。男性も働く女性の健康問題に無関心でいてはならない時代ですから、皆さんが考えているより理解が進んでいるかもしれません」
■どうしても伝えるのが難しい場合はどうする?
―伝えることがどうしても難しい職場ではどうすればいいですか?
「生理であることは告げずに、『体調がすぐれない』と、まず伝えてみることから始めるのもよいかもしれません。市販の鎮痛剤などが効かないほどツラい症状を抱えているのであれば、何か他の病気が隠れている恐れもありますので、我慢し続けるのではなく近くの婦人科を受診してみるのをオススメします。治療を受けることで症状が軽くなり、仕事を休まなくても過ごせるようになるかもしれません」
症状がそれほど重くなく、婦人科受診のハードルが高いなら、まずはオンラインピル診療サービスを利用して試してみるのもいいのでは。例えば、「メデリピル」は生理痛やPMS、肌荒れなどの生理悩みを持つ人にぴったりのサービスです。スマホから簡単に受診ができ、現役の産婦人科医が診療してくれるため安心です。
初月はピル代無料、診療代はずっと無料なので続けやすいのも特徴です。アフターサポートも充実しているので、まずは気軽に相談してみてもよいかも。すぐにはピルを希望しない場合も、生理の悩みにカウンセラーが監修する「mederi生理相談室」を利用してみるのもよさそうです。
■生理日をより心地よく過ごすためのアイテム
生理の日であっても、仕事も趣味も普段通りパワフルに楽しみたいものですよね。そこで、生理日をより心地よく過ごすためのアイテムを紹介しましょう。
●ファミリーマートの「吸水サニタリーショーツ」
ファミリーマートが2024年3月より、全国で吸水サニタリーショーツを発売しています。「クロッチ肌面 無漂白オーガニックコットン 吸水サニタリーショーツ くろ」(税込1,998円)は、6層構造かつオーガニックコットン100%の無漂白・無染色の生地を使用したもの。羽根つきナプキンとの併用もOK。安心して生理日を過ごせそうです。
●ジュランジェの「使い捨て布ナプキン」
「紙ナプキンでは肌荒れする……」という人にも愛用されている布ナプキン。洗わなければならないので少しハードルが高く、使っていない人も多いのでは? そんな人にもオススメなのが使い捨ての布ナプキンです。ジュランジェの「フリーナ(12枚入り)」なら、税込1,000円なのでコスパもよさそう。常に新しい清潔なナプキンを使えるのも安心ですね。
生理やPMSの悩みを抱えながら働く女性は、決して無理はせず、まずは周囲の信頼できる人へ相談をしてみるのはいかがでしょうか。また、フェムケアアイテムも上手に使って快適に過ごすことも大切ですよ。