遠野なぎこさん死去 旧知の番組スタッフが明かす「毒舌キャラ」の真実
7月17日、女優の遠野なぎこさんが死去したことを親族が公表。故人を惜しむ声が広がっている。
本人と連絡がつかないことを心配した関係者が警察に相談し、同3日に都内の自宅マンションから遺体が発見されていた遠野さん。
死後数日が経ち、身元の特定ができなかったことから、警察が鑑定を行っていた。
17日に親族一同名義で公開されたブログでは「このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」と報告。
「現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と事故死であることを説明した。6歳で子役として芸能界入りし、1999年にはNHK朝ドラ「すずらん」でヒロインを務めた彼女。 女優として着実にキャリアを重ねる一方で、バラエティでも幅広く活躍していた。
十数年来、遠野さんを知るバラエティ番組スタッフは「残念の一言です」と声を詰まらせる。
「『アウト×デラックス』(フジテレビ系)や『5時に夢中!』(TOKYO MX)では、物怖じせずにズバズバと発言する『毒舌キャラ』として人気を集めていましたが、実際の彼女は『気遣いの人』。スタッフを労って、手作りのスイーツを差し入れしてくれたこともありました」
昨年1月に放送された『アウト×デラックス2024 鳥肌が辰!?最強アウト集結SP』では、「ある時期から、毒を言ったり物事をハッキリ言うことが時代に求められなくなってきた」「仕事が激減して時代に置いていかれた」と悩みを明かしていた遠野さんだが、同関係者は「彼女の毒舌キャラは『番組への配慮』によるものだった」と振り返る。
「バラエティの打ち合わせで、台本を手にした遠野さんは『ここで毒づいたら盛り上がるのでは』など積極的に提案してくれていました。あくまでも番組のためを思っての振る舞いだったんです」(前出・番組スタッフ)
知られざる一面であった。
(塚原真弓)
