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2025/12/18 18:10

【もしがく】菅田将暉演じる“久部三成”は「女子校育ち」の男性に免疫がない女性の大好物キャラだった!

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2025/12/18 18:10

 12月17日に最終回を迎えた「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)に、様々な声があがっているようだ。

 今作を「名作」だと称賛する声もあれば、視聴するのにエネルギーが必要な疲れるドラマだと批判する声や、菅田将暉のムダ使いだと怒る声、小池栄子を人寄せパンダのように初回と最終回だけ出演させないで、ずっと出演させていればよかったのにと意見する声、シェイクスピアに対して多少の知識がある人とまったくない人では感想がまったく違うだろうなと分析する声など、ネット上をググると多岐にわたる声があがっていることに驚いてしまった。なぜなら、今作は視聴率の悪さが話題になることが目立っていたからだ。本当に視聴率が悪かったのだとしたら、「モノ言う少数」が視聴していた作品ということだろうか。

 菅田将暉演じる若き演出家の久部三成は、男性に対する免疫力の低い「女子校育ち」のお嬢さんがハマリそうなキャラだと思う。
 
 熱量で人を圧倒し、何かやってくれそうな期待感の発散と、我が道を行く無鉄砲さの輝きを放つ久部(菅田)のような男子は、おぼこいお嬢さん、今作で言えば江頭樹里(浜辺美波)が大好物とする「正しい男子像」ではなかったかと、経験値から感じている。

 最終回の終盤で樹里(浜辺)は、せっかく作った劇団員たちから不信感を抱かれ、自分から劇団を解散し、劇場で呆然と横たわる久部に「シェイクスピアって不思議だったんです。戯曲を読んでいるとたまに『どうしてこの人出てくるんだろう?』と思う人がいる。こんな登場人物いなくてもいいのに。ある時気づいたんです。シェイクスピアは劇団の座付き作家だった。だから彼の頭の中にはいつも劇団員のことがあった。皆に役を与えないといけない。だからお芝居がヘタな役者にも、ちょっとだけ舞台に立たせてあげたんじゃないかなって。だからシェイクスピアの作品は温かい。どんなに悲しい話でも温かい」と語りかけるシーンがあった。今作の全11話を集約すると、このセリフだけで表せると思えるくらい、このセリフはよくできていたように思う。人生を語る「神」の目線も感じるが、今作の脚本家である三谷幸喜氏が主宰する劇団「東京サンシャインボーイズ」を想起せずにはいられない。

 大ラスでは劇団が解散して2年が経ち、元「WS劇場」のオーナーだったジェシー才賀(シルビア・グラブ)が営む弁当屋で働いている久部。元劇団員たちは、上演する予定のない「夏の世の夢」を楽しそうに稽古している。そして第1話で久部の手元からなくなっていた「シェイクスピア全集」が手元に戻る。

 これから久部は、元劇団員の人々は、芝居を上演するのか、しないのか。

 最終回を視聴し終えた後、劇場や映画館を出た後の「現実に戻らなければいけない」と淋しく悲しい気持ちになるのと似た感情が湧いてきた。悲しくても温かい人生を歩みたい。

(森山いま)

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