パワハラ疑惑が報じられた女優・橋本環奈について、「超いいヤツだよ!」と褒めちぎるポストをした人気映画監督・福田雄一氏だったが、今度はその福田監督がパワハラ批判を受ける事態になっている。
発端は、NHK朝ドラ「おむすび」の撮影で超多忙な橋本が参加した、食事会の様子をつづったXの投稿だ。映画「銀魂」や「ブラックナイトパレード」など、橋本が出演した作品で脚本・監督を務めた福田氏は、11月26日にLINEで長男で脚本家の福田響志氏とともに大阪に来ていることを橋本に伝え食事に誘うと、「朝から撮影で疲れてるだろうに、撮影終わりで来てくれた」のだという。
写真には美味しそうにビールを飲み、ピースをしている橋本の姿がある。福田氏は「かんかん、マジで超いいヤツだよ!昔からだけど!最近、多忙過ぎて体調不良とかいうニュース出てたから心配してたんだけど、めっちゃ元気で安心した 久しぶりだから、超盛り上がって、あっという間に閉店時間になってた 明日の朝も早いだろうに、そんな素振りも全く見せずに付き合ってくれました」「つか、大阪にいる間、毎日、かんかんに会いたい」(現在は削除)などと、ご機嫌に投稿していたのだ。
ただ、写真の橋本の目元にはクマのようなものも見え、SNS上では「考えて誘えよほんと 橋本環奈のクマ凄いじゃん。一緒に飲みたいなら落ち着いてから誘えよ…こんなクマだらけな写真まであげて可哀想に」「橋本は立場上断れないから無理して行くに決まってるじゃん。職権濫用すぎて気持ち悪い。朝ドラの撮影って本当に死ぬほどハードなんだよ」などの非難が続出している。
「2012年7月に『女性セブン』が報じたところによれば、12年に放送されていたNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』で主演を務めた堀北真希が『私にとって朝ドラは、お芝居の挑戦というより、スケジュールに対する挑戦のほうが大きいかもしれない』と語っていたといい、朝9時から深夜0時を超えることもある15時間前後の収録が8カ月も続く過酷さを伝えています。他にも、NHK朝ドラでは、安田成美が『春よ、来い』(1994年)で肉体的精神的疲労によりヒロイン降板に至ったことや、『ちりとてちん』(2007年)では、貫地谷しほりも『撮影中の睡眠時間は1日2時間ほどだった』と嘆いていたとのこと。また、2015年に『あさが来た』に出演した玉木宏も『深夜の1〜2時くらいまで(撮影が)あって、翌日は朝からということもある』とタイトすぎるスケジュールに言及したことがあります」(テレビ誌ライター)
橋本は、朝ドラの撮影が本格化した9月の時点で、ハードスケジュールを心配されることが多いが、「撮影は月曜から金曜までで土日は休みなので、予定が立てやすい」と話していた。
その土日を使って翌週の台詞を覚えている俳優も多いというが、福田監督は、せめて撮影終わりの平日ではなく、休日に誘うといった気遣いを見せるべきだったのではないだろうか。
(木村慎吾)