“ポストSMAP”として、ジャニーズ事務所を牽引していくだろうと思われていた嵐の雲行きが怪しい。
冠番組「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)の視聴率低迷が止まらないのだ。スペシャルやリオ五輪のメダリストらがゲスト出演したプログラム以外は、1ケタ台と伸び悩んでいる。にもかかわらず、4月からは現在放送されている土曜午後10時から、午後9時に変更するというのだ。
この発表に日テレ関係者は「これこそ事務所のゴリ押し」と頭を抱える。
「これだけ低迷が続けば、通常なら打ち切りとなってもおかしくない。それなのに9時台に変更なんてありませんね。その裏には昨今“嵐推し”が激しいジャニーズ事務所からの意向が見え隠れします。視聴率のいい『天才!志村どうぶつ園』から『世界一受けたい授業』の流れを、そのまま『嵐にしやがれ』につなげて数字アップを狙っているのでしょう。しかし、視聴者はつまらなければ簡単にチャンネルを替えますよ」
同番組のコンセプトは「嵐のメンバーが、それぞれ自分の企画を背負い日本各地を飛び回る体当たりバラエティー」なのだが、常々視聴者からは『ザ!鉄腕!DASH!!』のTOKIOや『世界の果てまでイッテQ!』のNEWS・手越に比べて、嵐の企画はぬるい」との批判的意見も出ている。
「“嵐びいき”のジュリー副社長は、お気に入りの彼らにかっこ悪いことをさせたくないんです。だけど、面白くなければ視聴者は離れる。しかも、松本潤の二股スキャンダルで、ファンはドン引きしている。そんな状態でゴリ押しが続けば、ファン離れを加速させるだけだと思います」(芸能ジャーナリスト)
今回の放送時間変更が、事務所の目論見通り視聴率アップになるかどうか、気になるところだ。