韓国の国民的グループBTSの最年長メンバー・JIN(ジン)がついに除隊後初となるソロアルバムを引っさげて来日。日本中のファンが、熱狂の渦中にいる。
11月27日、NHKホールで行われた公開収録イベント「Venue 101 presents JIN special」には、抽選で当選した幸運なファン推定1000人が集結。数日前には韓国ソウルにて、「JINとメリーゴーランド一周できる権利」というユニークなイベントも実施された。こちらはわずか50名しか参加できない超プレミアムな体験だったが、その応募倍率は驚異的だったため、イベントに落選したファンたちの悲痛な声がSNSを埋め尽くしている。
さらに11月30日(日)には、日本国内でのハイタッチ会が控えているが、こちらの参加者数はわずか700人に限定。アルバム1枚購入で1回の抽選権を得るシステムのため、ファンの間では「1人で数百枚買わないと当選は夢のまた夢」と言われ、当選確率は、まさに“宝くじレベル”の争奪戦の様相を呈しているのだ。
韓国のエンタメ事情に詳しいライターが言う。
「今回、SNS上で話題になっているのは、イベントごとに当選者が偏っているという噂。アルバムを大量購入した熱心なファンが当たりやすいのは確かですが、1枚で当選したという声も見られます。それよりも注目すべきは、BTSの中でも穏やかで譲り合い精神が高いと言われていたJINファンの間に、意外にも熾烈な争いが生じている点です。推し活にも品が必要ですが、必死さが勝るのはやむを得ませんね」
さらに注目されているのが、JINのソロアルバムに収録されたONE OK ROCKのTakaとToruとのコラボ曲。この楽曲のキービジュアルが公開されるや否や、ファンの間では音楽番組で披露される可能性も取り沙汰されている。
「もし番組でのコラボ出演が実現すれば、ファンたちはJINとのコラボの“余韻”を求めて、ONE OK ROCKのライブにまで押しかけかねない。今度はONE OK ROCKのライブの席がとれない、と大騒ぎするかもですよ」(前出・ライター)
JINの活動再開は、ファンにとって待ち望んだ喜びであると同時に、過酷な競争を伴うものとなった。日本中を巻き込むこの「JIN旋風」、次なる展開からも目が離せない。