11月28日放送の「ライオンの隠れ家」(TBS系)で「みっくん」こと美路人を演じている坂東龍汰の趣味をご存じだろうか。ニューヨークで生まれて3歳までそこで育ち、その後は18歳まで北海道の「シュタイナー教育」の学校に通っていた坂東の趣味は、カメラや絵を描くこと。坂東が演じている美路人は、鮮やかで色と躍動感のある太い輪郭線が印象的な油絵を描いているが、坂東のインスタグラムに投稿されている「馬の中にひっそりとライオンが隠れている油絵」はモダンでシャープだ。
また、昨年4月期に放送された橋本環奈主演ドラマ「王様に捧ぐ薬指」(TBS系)の番宣で出演した「王様のブランチ」(TBS系)の人気コーナー「買い物の達人」で紹介された板東の油絵は、馬や鷲をモデルにした写実的なものから、絵本の挿絵になりそうな1本の樹を挟んで座る男女のイメージ的なものまで、独学で学んだとは思えない驚きの腕前だったから、おそらくもっとほかにもあるはずの作品を見てみたい。
このドラマで共演している「逃がし屋」の柚留木を演じている岡山天音も、菅田将暉が昨年2月にリリースしたシングル「美しい生き物」のジャケットイラストを手がけているから、2人の絵画展を企画しても面白いのではないだろうか。
(森山いま)