今年8月25日にメジャーデビュー20周年をさいたまスーパーアリーナで迎えたJUJU。デビュー記念日であるこの日のライブが「劇場版 JUJU 20th ANNIVERSARY『YOUR REQUEST』」として初の映画化となり、12月13日から全国の映画館で公開される。
これだけでもJUJUの人気の高さを思い知らされるが、JUJUの人気の秘訣は何だろうか。11月29日放送の「眠れぬ夜はAIさんと」(NHK Eテレ)にはJUJUがゲスト出演。この番組は、落ち込んでいる人の気分を上げるために歌詞を書いてきたというアーティストのAI、アカペラグループ・RAG FAIRのリードボーカルの土屋礼央が、ゲストとともに視聴者のお悩みに向き合い解決の糸口を探る、いわゆるお悩み相談番組だ。
この日のお悩みトップバッターだった茨城県の40代女性「ぱんだこぱんだ」サンは、半年に一度、仕事の達成状況などにより勤務先から評価を受けるそう。ずっと評価され続けることに息苦しさを感じたり、振り回されたり、自分が期待していたような評価をされずにガッカリしてしまうことに悩んでいるとのことだった。
このお悩みに対してJUJUは、「半期に1度の騒ぎじゃないほど、プロデューサーに怒られてばかりいる」と自身のことを明かしつつ、「気にすべきことと、気にすべきじゃないことが絶対にある」「人に期待しちゃだめ」などと話していたのだが、「ぱんだこぱんだサンは40歳?」とスタッフに確認すると「もうちょっとすると、わかってくるかもしれないです」とコメント。即座に「あ、しまった!私は年齢非公開なんですよね」と早口で言って大笑いしたのだ。
さらに番組冒頭では、JUJUがゲストとしてやってくることをAIと話していた土屋が、「ボクも同い年なんで、すごい楽しみなんですよ」と、自然にJUJUの年齢に対して言及していたことを振り返り、「(年齢)非公開の人と同い年って言っちゃった!」と反省していると、JUJUはすぐさま「同い年で非公開。非公開の同い年」と言ってその場を笑いで和ませた。
ネット上には「JUJUの魅力は歌だけでなく、この気さくさにある」とする声が相次いでおり、さらには、この年齢でショーパンや短い丈のスカートなど、脚を出すファッションが似合っていてかっこいいことも、改めて称賛されているようだ。ウィキペディアには生年月日がしっかり表記されているJUJU。それでも「年齢非公開」と言い続け、大声で笑い飛ばしてくれるところが、「姐さん」と慕われる理由なのかもしれない。
(津島修子)