高校3年生で司法試験に一発合格し、常識にとらわれず、感情を排除して法廷闘争に立ち向かう弁護士・神波亮子を趣里が演じているドラマ「モンスター」(フジテレビ系)。
12月2日に放送された第8話は、16歳の男子高校生4人が強盗致傷の罪で逮捕された。4人はある晩、60代で一人暮らしの橘清美(石野真子)の留守を狙って家に侵入するも、本人が帰宅。焦った谷口優生(林裕太)は清美を殴ってケガを負わせてしまった。
ところが逮捕後、谷口を含む3人は優等生の栗本颯(坂元愛登)の指示で犯行に及んだと自供。さらに自分たちは住居に侵入しても窃盗はしない“闇バイトごっこ”をしただけで、計画したのも栗本だと口をそろえた。
栗本は否定するものの、谷口らの供述で逮捕されてしまう。だが、栗本と橘は以前からの知り合いだった…。
栗本を弁護することになった神波と杉浦義弘(ジェシー・SixTONES)。2人が事務所で打ち合わせをしている時、神波がティーポットを高々と持ち上げ、紅茶をカップに注いだ。それを見た杉浦が「何、なに、なに、なに?どうしたの?」と声をあげると神波は「昨日、ドラマで見た」。杉浦が「もしかしてバディもの?」と、つぶやくと神波はにっこり。
「この動作、趣里の父・水谷豊がドラマ『相棒』(テレビ朝日系)で演じている杉下右京の仕草そのもの。ネット上には『お父さんのパロディw』『紅茶wバディものw相棒じゃん!』『右京さん、降臨!』など大いに盛り上りました。この日の神波は、NHK朝ドラ『ブギウギ』で演じた福来スズ子のような大阪のおばちゃんに扮し、手には鈴状の形をした“鈴カステラ”を持つなど、楽しい演出が大うけでした」(テレビ誌ライター)
パロディ満載の今回の第8話だったが、そのラストは実にほのぼのとした、ほっこり感のある結末だった。