「しんいちクラスでこの稼ぎ?」と、ネット上で驚きの声が広がったのは12月1日。この日に放送された「千鳥の鬼レンチャン」(フジテレビ系)にお笑いタレント・お見送り芸人しんいちが出演したあとのことだ。
しんいちは、番組新企画「4×200mリレーサバイバルレンチャン」に、同じグレープカンパニーに所属する東京ホテイソン・たける、カカロニ・栗谷らとともに参戦。事務所対抗のバトルとあって、チーム内で最も芸歴が長いしんいちが「今一番勢いある事務所はグレープカンパニーだってことを見せつけますよ!」と気合いを入れると、いつの間にか話題は各メンバーの稼ぎへ。たけるから執拗に「先月いくらっすか?」と追及され、しんいちは渋々ながら「290万円」とポロっと漏らしたのだ。
これに6年後輩のたけるは「マジか!」と天を仰ぎ、番組MCの千鳥とかまいたちも「凄いやんグレープ」と唸っていたのだが…。
「しんいちらが所属するグレープカンパニーは、元々はサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が事務所社長とお金を出し合って立ち上げた個人事務所で、芸人のギャラ取り分が大きいことで知られています。しんいちは地上波テレビ番組のレギュラーはなく、ニッポン放送のラジオ番組があるのみ。かといってYouTubeがバズっているわけでもなく、チャンネル登録者は2万人。動画の再生回数も3000〜5000回のものが多く、更新を続けている割にはあまり回っていないのが現状です。CM起用もないので、そうした状況でも290万円も稼いでいるのはバラエティ番組への単発出演が多いこと、そしてグレープカンパニーのギャラ配分がかなり太っ腹だということでしょう。ネットでは『芸能界は夢があるなぁ』『だとしたらサンドウィッチマンはどんだけ貰ってんだ』などの反応がありました」(テレビ誌ライター)
ただし、かまいたちは16本もの番組レギュラーを抱え、コンビのYouTubeチャンネルも登録者234万人とケタ違い。吉本の現エースである千鳥も含めて、しんいちの月収に対する驚きのリアクションに“白々しさ”を感じる視聴者も少なくなかったかもしれない。
(木村慎吾)