奈緒主演の火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第9話が12月3日に放送され、世帯平均視聴率は前話の5.2%から0.3ポイントダウンの4.9%だった。
前話のラストで、スパーリング中にダウンして意識を失い、救急搬送された佐藤ほこ美(奈緒)。足を捻挫したものの無事に意識は回復し、検査の結果、後遺症もない。
しかし、このKOは誰かによって仕組まれたもので、試合相手は“ほこ美をKOすれば100万円払う”との指示に従い、急きょ用意された選手だった。
一方、ほこ美の恋人・葛谷海里(玉森裕太)は、フォトアワードの新人賞にノミネートされていた。その矢先、葛谷の「過去の女」が週刊誌に葛谷のことを告発する。
これら、一連の不穏な出来事は、葛谷のルームメイト・相澤悟(倉悠貴)の仕業だった。行方をくらましていた悟は、フォトアワードの発表会場に現れ、自分は、かつて葛谷との試合で命を落としたボクサー・平山大地(大東駿介)の弟だと告げる。そして、憎悪の限りを葛谷にぶつけたのだ。
ほこ美と知り合い、ようやく前向きに生きていこうとしていた葛谷だったが、悟の言葉にショックを受け、再び自己嫌悪に苛まれる。
「最終話を目前にして視聴者は“表題のクズは誰か?”との考察が始まっています。ドラマ前半は、ボクサーをあきらめ自暴自棄になり、快楽に溺れる葛谷が“クズ”確定でした。ですが、9話では、大地選手を失った父親と弟の悟ではないか?との意見もありました。特に悟は葛谷に『オマエが死ねばよかった!』との言葉をぶつけます。これにボクシングファンは『絶対に言ってはいけない言葉。ボクシングをなめるな!』と憤る人もいました」(テレビ誌ライター)
最後は、再び“クズ落ち”した葛谷をほこ美が殴ってハッピーエンドになることを期待したい。