元乃木坂46・山崎怜奈が12月5日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)に出演し、7月の選挙特番で勃発した前広島県安芸高田市長・石丸伸二氏とのバトルを振り返っている。
慶應大学卒の“インテリ芸能人”としても知られる山崎は、7月7日投開票の東京都知事選を中継した選挙特番で、165万票を獲得する健闘を見せた石丸氏に対し、公約にまつわる質問を投げかけた。
が、石丸氏からは質問の前提部分を「全く正しくない」と一蹴されてしまい、「すみません不勉強で」と謝罪する様子が話題となっていた。
当時について、山崎は番組企画「今ならわかる 私、間違ってました発表会」の中で、「専門家でもない人間がメディアでフランクに政治の話をしても受け入れてもらえる世の中になったと思ったけど、私、間違ってました」と反省し、「高尚な人間だけがしゃべりたいやつ(政治番組)だから、何でもない人間がしゃべると『うっせえ、お前黙ってろ!』っていう枠がウジャウジャ湧くっていう…」と嘆いた。
続けて、「フランクに自分たちの生活に直結する話ができたほうがいいじゃないですか?本当は。(政治が)高尚な賢い人だけがしゃべっていいものみたいになっちゃうから。だから(普通の人が)とっつきにくいのに。経験のない、何者かよくわからないタレントっていう肩書きの人間がフワッとしゃべるとすっごい怒られる。徹夜ですっごいメモしていっても、すごい怒られる」と、政治問題に言及することのハードルの高さを語る。
また、質問内容の“不備“をバッサリと斬られてしまった石丸氏とのやり取りについては、「もう少し血の通った人間だと思って話していたのに、AIに返されたみたいな。寂しい気持ちになる。私は怒ってはいないけど、悲しい気持ちになる」と話している。
「山崎は、石丸氏が掲げた都政の公約の中に、小池百合子知事の『ゼロ公約』のような、本来なら国政でやるべき内容と混同したものがあったと指摘しましたが、これを石丸氏からは『全然、次元が違う』と返されました。すぐに彼女は『小池さんとは分けさせてください、すみません不勉強で』と謝罪したものの、放送後にもXで『あー怖かった、でも楽しかった、色々若くてすみません…』と投稿。また、のちに他の情報番組にゲスト出演した際の石丸氏のMCとのやり取りにも“質問に対してしっかりと答えを返していないのでは?”とツッコむなど、石丸氏に対してかなりモヤモヤが残っているような印象があります。ただ、気になるのは、随所で『私が間違ってました』『何者かよくわからないタレント』『あー怖かった』などと一見控えめに自虐しているようで、『(アンチが)ウジャウジャ湧く』『徹夜でメモしてもすごい怒られる』と荒々しい表現で“被害者ムーブ”に出ることが多い点です。そうしたネチネチした恨み節が伝わる空気感がなかなか同情を得づらい原因とも考えられますね」(テレビ誌ライター)
視聴者からもネット上には、山崎の嘆きに対し、「なんでもない人間って割には、すごく上から目線で偉そうな感じで話してる」「本当は自分のことをインテリ芸能人だと思っていて、テレビでもそのスタンスで話してるように見受けられる。ところが石丸氏によってバッサリと斬られて大怪我を負ってしまったので、言い訳がましく“なんでもない人間”というポジションに急遽変更して同情票を得ようという戦略」などの声があったほか、「ずっと言い訳し続けてるよね 笑」「今でも言ってるんだ。めっちゃ根に持ってるじゃん」との反応もあった。
今後も、選挙や政治の話題になるたびに、視聴者は山崎の“長い言い訳”を聞かされることになりそうだ。
(木村慎吾)