黒沢かずこは舘ひろしと同じ「安全牌」か?寺田心の「初恋は黒沢かずこ」に漂うウサン臭さ
12月14日放送の「週刊さんまとマツコ」(TBS系)にゲスト出演した寺田心の目覚ましい成長が話題になっているようだ。
現在17歳の高校2年生になった寺田が、「最近は筋トレばっかしてますね」と話したことで、安心した人もいたのではないだろうか。なぜなら、幼い頃の「心くん」がそのまま成長したら、およそ筋トレになんて興味を持ちそうになく、「ばっか」などという砕けた言葉使いもしない、絵に描いたような優等生になってしまうのではないかと、心配していた人が多いように思うからだ。
優等生と聞くと耳ざわりは良いけれど、「イマドキ感のない異質な学生」とも言い換えられるから、イマドキな高校生にちゃんと成長している寺田を見て、胸を撫でおろした人も少なくなかったのではないだろうか。「子役ウォッチャー」として共演していた友近も、幼い頃から大人顔負けのコメント力を発揮していた寺田を見て、ちゃんと自分の言葉を話せるようになるのか、周囲の大人たちに「言わされる言葉」と「自分が言いたいこと」の間で悩むのではないかと心配していたと明かしていたが、どうやらそれは杞憂に終わったようだ。
この日、寺田は6歳の頃、ロケで共演したお笑いトリオ・森三中の黒沢かずこに初めて恋をしたと明かした。
「本当にすごく優しくしていただいて、ステキな方だなと…」と話している途中で、MCのマツコ・デラックスから「(黒沢は)まだ独身だよ」と言われると、「あっ…はい…」と戸惑う表情になった寺田。進行係の吉村崇に「今は違うみたい」とツッコミを入れられると、「いや、違う違う」と否定してから「本当に温かみのある方で、家庭的というのか、優しさ、包容力のある方と一緒にいたいなあって、ちっちゃいながらに思っていました」と“黒沢の魅力”について胸を張ってコメントした。
マツコから「かずこ本人には言ったことあるの?」と質問された寺田は、「それ以来、一度もお会いすることがなくて」と回答。「これで知るのよね?」と確認したマツコが「カメラ目線で言っといてあげて」と言うと、MCの明石家さんまも「黒沢はこれ永久保存版にしよんな。これ最初で最後やぞ。黒沢本人も言うてると思うわ。これ泣いとるぞたぶん。黒沢、このテレビ見て泣く。絶対泣く」と黒沢の気持ちを慮っていた。
寺田は改めて「初めてお会いした時にとても優しくしていただいて、すごく包容力のある方だなと思って、本当に小さい頃、黒沢さんみたいな方と結婚したいと言っていたので」「初恋は黒沢さんでした」と、カメラ目線で過去の愛の告白をしていたが、ナイーブな黒沢が傷付くのではないかと気になるほど、胡散臭かった。
若手女性タレントが「好きな芸能人」を聞かれ、「舘ひろしさん」と答える時のような「安全牌」として、寺田は黒沢を使っていないだろうか。本当にかつては黒沢のことが好きだったのだとしたら、誠に申し訳ないのだけれど。
(森山いま)
