DREAMS COME TRUEのリーダー・中村正人が12月7日に自身のXを更新。ライブの途中で帰宅する一部の観客に向けて綴った投稿が「無神経」だと反感を買ってしまった。
同日、愛知県で35周年のアニバーサリーライブを開催した同バンドだが、中村には気になる点があったようで「色々ご都合おありなのはお察ししますが最後のご挨拶の途中でどんどんお帰りになる多くの皆様のお姿を拝見すると『ああ、そんなにライブがお気に召されなかったのか』と深く反省する次第です」と、一部観客の途中退席について言及した。
今回、ドリカムがライブを行ったのは「AICHI SKY EXPO(愛知県国際展示場)」。名鉄名古屋駅から電車でおよそ30分以上かかる名鉄中部国際空港駅からさらに徒歩5分ほどの場所にあり、決してアクセスが良いとは言えない立地だ。
また、公演の開始が17時だったため、最後までドリカムのライブを堪能したかった人も、各々の終電や新幹線の時間に間に合わせるために泣く泣く途中退席をしたケースも多かっただろう。
中村は「深く反省する次第です」としたものの、早めの退席をした客に対する不満が見え隠れし、「書き方がすごく嫌味っぽい」として、ファンの間でも物議を醸す結果となっている。
「土曜日の開催ということで、名古屋駅で宿泊する場合、高額な週末料金となってしまうことを嫌がり、日帰りでライブに参加する人も多かったようです。東京から訪れた人は名古屋駅からさらに新幹線で2時間近くかかりますからね。ファンからすると、音響やステージの見え方もあまりライブ向きではなく、中心街から離れたAICHI SKY EXPOをわざわざ会場に選んだ理由や、帰る人の事情を全く考慮していない17時という公演開始時間に対する疑問があり、“途中退席せざるを得ない状況を作っているのはそっちでしょ”とのツッコミを入れたくなるところ。また、同ライブは翌日8日にも同じ場所で開催されたので、終電を気にして早めに帰らなければならなかった客は非常に気まずい想いだったでしょうね」(テレビ誌ライター)
ちょっとしたプチ炎上状態となり、多方面からお叱りの声を受けたのか、中村はしばらくして「なるほど 初めての会場なので事情がわかりました ご足労誠にありがとうございました 明日(8日)もベスト以上を尽くします」とアクセスの事情を理解し、先の投稿も含め削除した。
挨拶中の帰宅が主催者にとって残念な心境になるのは仕方ない。しかし、会場の立地から、大好きなアーティストのライブを泣く泣く途中で退席しなければならないというわけで、中村も今回ばかりは、そのような事情までは指摘されるまで、わからなかったのかもしれない。
(木村慎吾)