1月18日にスタートする川口春奈主演の新ドラマ「アンサンブル」(日本テレビ系)で、川口演じる主人公で弁護士の小山瀬奈が、恋愛関係に発展していく後輩弁護士の真戸原優(松村北斗)の妹・凛を演じる香音の演技が今から楽しみで仕方ない。
香音は言わずと知れた野々村真と旧姓・坂上俊恵の長女で、小学校から大学までの18年間を成城学園で学び、デビュー前から「野々村の長女はかわいい」と芸能界でも一般学生の間でも有名だった。小学5年生で歌手デビューしてから、小学生向けファッション誌「ニコ☆プチ」のモデルをはじめ、中学生の頃には「ニコラ」、高校生の頃には「ポップティーン」と自身の成長とともにファンション誌のモデルと活躍。
2015年放送のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」では、主演の井上真央演じる杉文(すぎ・ふみ)の姉で、優香演じる寿(ひさ)の子ども時代を演じ、中学生で「大河デビュー」を果たしている。
私はこの時から香音からあふれ出ていたガッツが大好きで、2023年10月から11月に放送された深夜ドラマ「くすぶり女とすん止め女」(テレビ東京系)で西田尚美とW主演していた時には、恋愛も仕事も「万年2番手」で満たされない思いを抱える工藤ほのかとして、世の中にイライラしている姿を見てうれしくなってしまった。その理由は、香音には“不満を持っているキャラ”が似合うと思うから。
新ドラマ「アンサンブル」では、大好きな兄・優(松村)の恋人になる瀬奈(川口)に嫉妬する役どころだというから、松村演じる優にわがままを言って甘えて、松村ファンから嫌われ叩かれれば、女優として大成功ではないだろうか。香音には今からメンタルを鋼にする鍛錬をしてもらい、「松村北斗の妹役」を精いっぱい演じてほしい。
(森山いま)