タレント・中居正広の「9000万円女性トラブル」報道によって、最も大きな煽りを受けるのはお笑い芸人の東野幸治になるかもしれない。中居をめぐっては、昨年12月19日発売の「女性セブン」が会食した女性との間に起きた“深刻なトラブル”を伝えており、その解決金として中居が女性に9000万円ほどもの大金を支払ったとも報じている。会食をした女性が中居から「意に沿わない性的行為」を受けたと主張していることや、現在も彼を許していないと憤る様子などが伝えられた。
中居サイドは現在までに具体的内容までには言及していないものの、女性側とトラブルがあったこと自体は認め、スポンサーのソフトバンクとタイミーは即座に公式サイトからCM動画を削除。さらにメインMCを務める「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」「THE MC 3」（いずれもTBS系）の両番組は年末年始にかけての収録と放送が中止され、他のレギュラー番組も次々と放送が調整されている状況だ。
仮に「性的行為」が事実なら中居が“テレビから消える”のは致し方ないとはいえ、その飛び火を受ける格好となった「THE MC 3」の共演者である東野とヒロミは、番組開始からわずか2カ月程度で終了危機を迎えることになってしまった。
「1月3日に『SmartFLASH』が報じたところによれば、今回の中居のトラブルを受け、TBSを始め、各テレビ局は、タレントの不祥事によるダメージを軽減すべく、今後は“誰かがいないと成り立たない”といった企画は通さない方針に切り替えたようです。タレントの名前で集客を狙う冠番組や、特定の人気タレントに依存したような番組作りをやめ、スキャンダルによってタレントと番組が同時に共倒れしてしまうリスクを避けたいというのが本音なのでしょう。となると、『THE MC 3』はモロにその影響を受けそうなテイストの番組とも考えられ、特に東野にとっては不運が続くことになります。中居のスクープが出た昨年12月19日のつい1週間前、東野がMCを務める『ワイドナショー』（フジテレビ系）と『行列のできる相談所』（日本テレビ系）が立て続けに今春で終了するとの報道がありました。東野にとってはいずれも貴重な全国放送のMC番組で、自身のラジオでは『世の中、1分1秒先には何が起こるかわからない』『ことごとく自分の指と指の狭間から仕事が溢れ落ちていってる』と嘆いていましたが、スタートしたばかりの『THE MC 3』までも存続の危機に瀕しています」（テレビ誌ライター）
特に「THE MC 3」では、そのタイトルだけでなく、中居とヒロミ、東野による絡みや個性を大きな武器として前面に押し出していたため、改編期まで持ち堪えられるかどうかも不透明な状況だと言えるだろう。
（木村慎吾）
