1月13日にスタートした清野菜名主演ドラマ「119エマージェンシーコール」(フジテレビ系)。この日は宮崎県で発生した地震による特別番組で一時ドラマは中断。そのため1月18日のフジバラナイト枠(深夜25時45分~27時15分)、1月20日のハッピーアワー枠(午後1時50分~3時25分)で再放送されることになった。
清野演じる粕原雪は、横浜市消防局司令課3係の指令管制員。1度聞いた声や音は忘れない、とても耳が良い元銀行員というキャラクターだ。
第1話ではなぜか、仕事中にはゆるフワな肩下まである髪をまとめずにおろしているのに、仕事が終わると1つに結ぶという「普通は逆だよね?」というナゾ行動をくり返していたので、とても気になってしまった。
また、現場に出ない指令管制員が集う部屋をメインにした今作は、今後どのように展開していくのかもまったく読めない。しかし、第1話と公式ホームページを見たことで、「もしや最終回ってこんな感じになるのでは?」というストーリーは浮かんできたので聞いていただきたい。
雪(清野)の姉である、現住所不明で、“心因性の理由から”声を発することができなくなっている小夏(蓮佛美沙子)は、ある事件に巻き込まれてしまい「119」に連絡するも言葉を言えない。しかし耳が良い雪は、相手の声が聞えなくても、背後から聞こえるわずかな音、たとえば船の汽笛や電車が高架を走る音などから事件現場を割り出すことに成功する。
そのうち雪は連絡してきた相手の息遣いから姉の小夏だとわかり、小夏も最後には「ゆ…き…」「た…す…けて…」などと言葉を取り戻すのではないだろうか。主人公の雪の気持ちがまったくわからないまま初回が終わってしまったので、第2話ではぜひとも雪の心情を描いてほしい。
(森山いま)