Number_i・平野紫耀の勢いが止まらない。第75回NHK紅白歌合戦へNumber_iのメンバーとして出場すると、年明けにはルイ・ヴィトンのアンバサダーへ就任し、大きな話題を集めた。今年は、新たに数社のCMが内定していると言われ、旧ジャニーズ事務所から離脱しても何ら影響はなさそうだ。
NHKは、昨年10月にSTARTO ENTERTAINMENT所属タレントの起用再開を発表したが、紅白に出場するグループはなかった。そんな中で“救世主”となったのが、Number_iだ。旧ジャニーズファンの紅白離れを一定数食い止めたとして、NHKの中でNumber_iの評価は格段にあがり、中でも人気の高い平野には、今後大きな仕事のオファーが計画されているというのだ。芸能記者が言う。
「朝ドラや大河などの看板番組で、平野が重要な役割で起用されるという噂があり、そうした報道も出ています。TOBEの滝沢秀明社長はNHKと太いパイプがあり、アイドル時代には2005年の大河ドラマ『義経』で自ら主役を張っていますからね。さらに平野はルイ・ヴィトンのほか、イヴ・サンローラン・ボーテのアジアアンバサダーに選ばれるなど、滝沢社長が仕掛けるイメージ戦略もうまくいっている」
一方のSTARTO社も、大晦日におこなったSnow ManのYouTubeライブが接続者数で日本記録を更新、紅白不参加のダメージはほとんどない。NHKとSTARTO社といえば、昨年10月に放送されたNHKスペシャル「ジャニー喜多川〝アイドル帝国〟の実像」を巡り関係悪化して“紅白を蹴った”とされるが、実際はそんな単純な構図ではないだろう。
「オールドメディアの象徴とされるテレビですが、人気商売のタレントにとってなんだかんだ言って影響力は大きい。中でもNHKは、視聴率低迷にあえぐ民放にくらべて安定の全国放送ですからね。出演料は安くても知名度＝CM出演料に直結してくるので、STARTO社もある程度の冷却期間を置いて番組に出演させてくるはず。あの音楽番組にも春頃から所属グループが出演する方向のようです」（民放関係者）
2025年はSTARTO社とTOBE所属タレントの本格共演もありそうだ。
（渡邊伸明）
