1月12日に初回放送があった市川実日子主演ドラマ「ホットスポット」(日本テレビ系)。山梨県の富士山麓の町・浅田市で暮らす主人公の遠藤清美(市川)は、ビジネスホテル「レイクホテル 浅ノ湖」のフロントで働くシングルマザーだ。
ある夜、清美は自転車運転中にトラックとぶつかり、同じくフロント勤務している高橋孝介(角田晃広)に自転車ごと持ち上げて助けられ、高橋から自分(高橋)が、宇宙人であることを知らされる。そして清美は高橋から、生まれも育ちも浅田市で、父が「あっちの星」出身の宇宙人、母親は地球人の「ハーフ」、顔は母親似だと聞かされるのだ。
さらに、宇宙人に超能力はなく、人間にもともとある力を引きあげる能力があり、その能力を使うと「軽い後遺症」があることも教えてもらう。作中ではまだ明確な説明はされていないが、どうやら宇宙人の「軽い後遺症」を治すために「温泉」が効くようだ。なぜなら、ドラマ冒頭には野間口徹が子ども(木下瑛太)と登場。2人は温泉に浸かると、野間口が子どもに「もう治ったか?」と聞き、子どもが鼻をスンスンさせるシーンが描かれたのだ。
ドラマ中盤では、宇宙人の高橋が臭覚を引きあげて窃盗犯を特定するシーンが描かれ、「後遺症」として鼻がかゆくなって鼻をスンスンさせるシーンがあり、さらにラストシーンでは高橋が温泉に浸かるシーンもあったことから、「冒頭の子どもは高橋さんの子ども時代ということなのか?」とする声が、ネット上に多数あがっている。この考察が正しければ、野間口は「あっちの星」出身の宇宙人ということになる。
突然だが、放送中の人気テレビアニメ「おじゃる丸」(NHK Eテレ)の登場人物の1人である「星野」という宇宙人キャラをご存じだろうか。「星野」には「星野パパ」と「星野ママ」がいるのだが、私は、初めて野間口徹という役者を岡田准一主演ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」(2007年、フジテレビ系)で意識した時に、「なんて星野パパそっくりな人がいるんだろう!」と驚いたほどだ。それ以降、野間口は「星野パパ」に似ていると思い続けている。
野間口が「ホットスポット」で演じているのがもし、宇宙人だとしたら、これまで抱いていた気持ちが少しだけ報われたようでうれしいな。
(森山いま)