わずか数回ほどの共演経験しかない立場の人間にとっても、フリーアナ・生島ヒロシによる“度を超えた”ハラスメントぶりは有名だったという。
生島は1月27日、TBSラジオで27年間任されてきた「生島ヒロシのおはよう定食」と「生島ヒロシのおはよう一直線」からの降板が決まり、その原因は番組スタッフへのセクハラやパワハラだったという。生島の所属事務所が発表したところによれば、その具体的な内容は、不適切画像を女性スタッフに送信したり、生放送中にスタッフへの当たりがきつくなってしまったこともあったとのこと。
2月1日放送の「ドっとコネクト」（関西テレビ）では、フリーアナ・山本浩之が生島のハラスメントについて「1回や2回やなかったと思いますよ。だって、（生島のラジオの放送が）7000回を目前にして、TBSが『ダメです』って、よっぽどやと思います」と、常習だった可能性を指摘すると、元衆院議員の宮崎謙介氏は、過去に共演した際に生島のあるウワサを耳にしていたと語る。
「何回かしか、ご一緒したことはないんですけど、その私のレベルでも、結構、生島さんはスタッフさんに厳しいと。かなり度が過ぎるくらい厳しいというのを聞いていたので、おそらく局の方々も認識をしていたんだと思います」と明かし、生島のパワハラは“有名”だったようだ。
宮崎氏はこのウワサを聞いたのは数年前だとし、「TBSなんかも、かなりフジテレビを叩いてるじゃないですか。『次はウチに来たら困る』っていうのが。もともと温めていたやつ（生島へのスタッフの不満）を、急いでやったのかもしれない」と、“上納疑惑”に揺れるフジテレビの二の舞にならぬよう先手を打ったのではないかと述べている。
「生島のハラスメントをめぐっては、『FLASH』が2月1日配信の記事内で番組スタッフらの証言を紹介しています。それによると、生島は修正をしていない卑猥な画像をラジオの女性スタッフも閲覧できるファイルに入れてしまい、スタッフから不快感を示されてしまったようです。ラジオ関係者の証言として、ネット上などで見つけた様々な『珍名』や秘所に似た名称の関連画像を拾って周囲に送信するといった『まるで中学生みたい』な趣味もあったようで、本人は冗談のつもりだったのだとか。別のラジオ関係者によれば、多くのタレントを育てたのは、彼の手腕だとする一方で、短気な性格があり、気に入らないADに蹴りを入れていたとの証言も掲載されており、セクハラやパワハラだけでなく、暴力もふるっていた可能性があるようです」（テレビ誌ライター）
時代の流れに適合することができなかった、ではすまされないだろう。
（木村慎吾）
