「開幕戦ノックアウトステージ32→16」が、3月22日・23日の2日間にわたって行われる、「THE SECOND~漫才トーナメント~2025」。5月にグランプリファイナルがフジテレビ系で放送されるこの賞レースは、コンビ歴16年以上の漫才師が集結してNo.1を競い合うものだが、お笑いコンビ・流れ星☆のたきうえが“悪いクセ”を発動させネット上で物議を醸している。不満を書き連ね、ネット民から「ダサい」などの指摘を受ける事態となっているのだ。
相方・ちゅうえいと2000年に流れ星☆を結成したたきうえは、「THE SECONDに今年も参戦。さる2月22日にはノックアウトステージに進出する32組の選考結果が発表され、見取り図やマシンガンズ、モンスターエンジン、レイザーラモン、モグライダーなどの人気コンビが並ぶ中、流れ星☆の名前は含まれず、惜しくも敗退決定。これを受け、たきうえは自身のXから「あれ? ザセカンド落ちたん?」と書き出すと、「あんだけウケてダメなんかい」「賞レース全般に言えるけどウケ以外の選考基準あるなら前もって教えて欲しいわ。今日は飲もう!」と、客席からは突破に値するだけの反応の良さがあったとして結果に不満を抱いているようだ。
ちなみに、たきうえは23年4月にも同大会で三四郎に敗れ、グランプリファイナル進出を逃した際、Xから「悔し過ぎるから愚痴らせて」として、審査員全員がお笑いにこだわりがありすぎるのは「ダメだわ」と断言。続けて「こっちは娯楽映画撮ってんのにニッチなフランス映画に負けた感じ。今のシステムだとニッチなネタが有利過ぎる。でも決勝(テレビ)では娯楽映画が求められると思う。娯楽では俺達が日本一だと思ってます」「三四郎のネタは面白かったけど賛否両論あって然るべきネタなのに会場は『賛』しか無かったのが異常で怖かった」などと投稿。流れ星☆としての自信が伝わる内容ではあるものの、三四郎のネタや大会の審査基準に対しての言及が波紋を呼び、ネット上では、「単なる負け惜しみ」と一蹴する声もあった。
「昨年5月に出演した『さんまのお笑い向上委員会』(フジ系)では、『THE SECOND』にまつわる最初の炎上について『SNSで思ったことを言っちゃうと、みなさん気に食わないのか、炎上しがち』と言及。共演者から『思った時にそのまま書いちゃうからダメ』と注意されると、たきうえは『三四郎のやつは一晩寝かせました。酔っ払ってつぶやいたんじゃなくて、朝9時につぶやいた。起きても悔しかったので』と説明しており、その瞬間の流れで投稿してしまったわけではないようです。ただ、冷静に考えた上でのポストなら、ある意味でよけいに問題なのでは…とも思いますが、今回の“ウケ以外の選考基準があるなら事前に教えてほしい”といった意味の不満タラタラの投稿についても、敗退への悔しさがあるのはわかるにしても、“オレたちが評価されないのは周りのせい”とでも言わんばかりの内容です。むしろ“グチより先に結果を出して周囲を黙らせてほしい”と、もどかしい思いになってしまいますね」(テレビ誌ライター)
テレビで求められる娯楽に関しては“オレたちが日本一”だと自負するなら、まずはそのテレビで十分な活躍を披露し、流れ星☆としての評価を確立していくのも重要な一手なのではないだろうか。
(木村慎吾)