日本気象協会によると、スギ花粉のピークは3月末になるところが多いが、それと入れ替わるように4月上旬はヒノキ花粉がピークを迎えると予想されている。今年は例年より飛散量が多いとされ、ツラい症状の真っ只中という人も多いのではないか。
そんな中、約26万人の登録者を抱える人気YouTuberで管理栄養士、適食アドバイザーの「あこさん」が3月23日、自身のチャンネル「あこの栄養学チャンネル【女性のための栄養学】」を更新。短期間で「症状が軽くなったかも」と体感できる、“目からウロコ”の花粉症対策を伝授した。
通常、花粉症に対する栄養学的なアプローチは、ビタミンDやCを摂取したり、腸内環境を整えて2~3カ月がかりでおこなうものだが、あこさんによると「3日ほどで症状を軽減させる方法がある」というのだ。
それはズバリ、「血糖値の乱高下を防ぐこと」だという。
「人間は血糖値が乱高下することによって、体で炎症反応が起こります。花粉症もアレルギー反応による炎症の症状の一つですので、血糖値の急激な変動を抑えることによって花粉症の症状も少し和らぐんです」
では、血糖値の乱高下を防ぐためには、どんな食生活をすればいいのか。ポイントは6つあるという。
1.3~5回に分けで食べる
2.炭水化物抜きをやめる
3.ご飯は毎食100~150g食べる
4.炭水化物に偏った食事を控えて 必ずたんぱく質や野菜を加える
5.甘い飲料や甘いお菓子を控える
6.早食いを改善する
上記の「2.炭水化物抜きをやめる」を見て、“おや?”と首をかしげた人もいるかもしれない。「血糖値の乱高下=炭水化物の摂取」というイメージが定着しているからだ。しかし、あこさんはこのように否定する。
「実は炭水化物を抜くっていうのは、血糖値の乱高下の大きな要因なんです。体の中に炭水化物があまり入ってこなくなると、血糖値をコントロールする能力を使わなくなるんです。使わない能力はだんだん退化していってしまいますので、結果的に糖質が入ってきたときに血糖値が爆上がりする体質に変わっていってしまう。なので炭水化物はコンスタントに食べていったほうがいい」
コメント欄には「めちゃくちゃ貴重な情報ありがとうございます」「今年症状が軽い謎が解けました」「ぜひ参考にしたいと思います」など感謝の声が並んでいる。症状のピークにある方は、今日から取り組んでみては?
(所ひで/YouTubeライター)