加齢とともに避けて通れないのが「老眼」。現在40代真っ只中の筆者周辺でも、老眼の進行に嘆く声があちらこちらから聞こえてきます。
最初は「ちょっと見えにくいな…」くらいなのに、気づけば日常生活に大きな影響を及ぼすこともあるだけに、放置は厳禁!元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが、老眼が引き起こした“40代・50代女性の悲劇”をいくつか紹介します。
1:化粧ミスで妖怪誕生…!
「まだまだ老眼は進行していないと、タカをくくっていたのですが…。鏡の前で今日もバッチリメイク完了!と思っていたら、アイラインがズレてパンダ目になっていました。しかも口紅もちゃんと塗ったつもりがはみ出していて、妖怪おばさん状態…。その日に知人と会ったので撮った写真を見たら、メイクがガタガタで大惨事でした(泣)。後から知人にも「あの日、何かあったの?」と聞かれて、ものすごく恥ずかしかったです」(40代後半/東京都)
老眼によってメイクの細かい部分が見えにくくなってくるのは、ありがちな現象。はみ出したリップや、線がずれているアイライン、左右非対称の眉などは典型です。くれぐれもご注意を!
2:シチューがスープに大変貌…
「レトルトのシチューを作っていて入れる水の量を、老眼のせいで見間違えました。『何だか量が多いな~』と思いはしたのですが、説明通りだし大丈夫かなってそのまま入れちゃったら、薄くて食べられたものじゃなかった(泣)。追加のルーを買いに行くのも面倒だったし、そんなに大量に作っても仕方ないから、家族には『こういう味のスープだ』という体裁にして出しました。あんまり美味しくなかった…」(50代前半/千葉県)
調理に使うものに書かれている説明が読みにくくなるのも、老眼になるとありがちなシーン。きちんと確認をしないまま、適当に目星をつけて進めてしまうと、とんでもない料理が完成することも!?ルーペや老眼鏡をキッチンに置いておくと◎。
3:服のタグを読み間違い…
「もう何度もやらかしているのですが、服を買いに行ってタグを読み間違えて焦っています。サイズの見間違えも多いし、値段を見間違えてレジに行ってしまったことも…。この前は3900円だと思ってレジに持って行ったら8900円って言われて、でも恥ずかしくて見間違えたとは言えずに、そのまま買って帰ってきました。老眼鏡をかければいいんだけど普段は必要ないし、買い物の時だけ老眼鏡をかけるのって意外と不便なんですよね」(40代前半/東京都)
出先で小さい文字を確認するのは、老眼にはなかなか厳しいシチュエーションですよね。スマホのカメラ機能を使ったり、携帯用の老眼鏡を持ち歩くなどして対策をすると心強いかもしれません。
■老眼が招く悲劇は日常に潜む
「ちょっと見えにくいな」だけだったはずが、気づくとどんどん進行している…は、老眼にありがちな典型例です。最初は笑い話で済んでも、頻度が上がるにつれて深刻な悲劇を招くことも!できるだけトラブルを未然に防ぐためにも、「まだ大丈夫なはず」と過信せず、ご自身の進行具合に合わせてこまめな対策を心がけていきましょう。
(並木まき)