一般的に、45歳から55歳の間に現れるといわれる更年期の症状。ホットフラッシュやイライラなどさまざまなものがありますが、更年期に突入するときというのは自覚できるのでしょうか? 女性たちが「これは更年期症状かも……」と感じたきっかけにはどんなことがあったのか、みんなの体験談を探ってみました。
■顔がカーッと熱くなった
「暑くもないのに顔や上半身が急にカーッと熱くなり、気付けば大量の汗をかいていた……」という経験のある女性は多いことでしょう。これ、いわゆるホットフラッシュと呼ばれる症状です。このホットフラッシュが現れると、「これが噂に聞いていたホットフラッシュか……ついに来た更年期!」と感じるのかもしれません。また、「顔は熱いのに手足は冷えて寒い」こともあるため、混乱してしまう人もいるようです。
■あらゆることにイライラ・ムカムカするようになった
「気が付けば1日中、あらゆることにイライラ、ムカムカするようになった」という女性がいます。その女性は「朝から晩まであまりにもイライラが続くのでおかしいと気付いた」そうで、とくに体調不良ではなかったため「更年期に生じるイライラだ」と思い当たったとか。自覚が難しいですが、周囲の人のほうが先に気付くこともあるようです。
■疲労感が残って朝起きるのがつらくなった
「1日中、なぜか疲労感があり、朝起きるのがつらくなった……」というある女性。「ただの睡眠不足かもしれないと思っていたけど、どうやら更年期症状ではないかと疑った」そうです。
大正製薬の公式サイトで紹介されている、静風荘病院特別顧問の天野惠子さん監修の記事によれば、更年期疲労の原因として「自律神経の乱れから血行不良が起こることで、臓器の機能や体温の低下、睡眠の質の低下などが重なって起こると考えられている」そうですよ。普通の疲労と更年期疲労との見分けはつきにくいですが、疲労感が続くようなら更年期症状を疑ってもいいかもしれませんね。